Nicotto Town


黒猫の本棚。


覚え書き


机の中から みた夢の覚え書きが出てきたので・・・

―夢を見ている という自覚があった。
私はその島に住む娘だった。明らかに人工的に舗装された道を歩き、これまた人工的な青い湖に通っていた。そこは神聖な場所と言われ、私以外に近寄る人はいなかった。
その湖は崖の淵にあり、正四角形で、中に一つ段差があり座ることができた。中には砂があったりなかったり。
その日、いつものように湖に(今思ったがプールの間違いではなかろうか)行くと、水が半分に減っていた。私以外に此処に通う人がいるのだと、犯人は一人だと、確信した。夢だから。
水の減った湖に入り「今日も水が冷やっこくて、いいなぁ」と思っていたら

―目が覚めた。
お風呂の中だった。入浴中に眠ってしまったらしい。水が10cmほど残っている。栓が抜かれていて徐々に水が減っているところだった。顔を上げると姉が風呂場から出てゆくところだった。
「ああ、姉が栓を抜いてくれたのだな・・・。ありがたいけど、手を貸してってくれても・・・起き上がれないっっっ」 金縛りにあったように体が重く、声も出ない。助けて・・・

―という夢を見たの
いつもの朝。目を覚ますと姉がいた。
「上の階の人がお風呂に入っていたらしい。夜中うるさくて眠れなかったよ。(姉は私と違って音に敏感なのだ。) 黒猫はどうだった? なんかうなされてたけど?」
と言われ、風呂場でおぼれた気がしたのは夢だったのか、と気が付き(遅) 笑いながら怖かったよーと話した。上の階の隣人のせいであんな夢を見たのだと納得した。

朝ごはんを食べながらつらつらと考えて、はたと気が付いた。
我が家には上にも下にも隣人はいない。そもそもどうして姉が私の寝室にいて、うなされていたことを知っているのだ。

・・・なんだか「機巧館のかぞえ唄」みたいな夢でした。

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2011/10/04 13:23
さえらさん
ありがとうございます^^* 楽しんでもらえてよかった。
短編小説にすると、、、文章が迷子になるのでやめておきます。力不足で^^w 誰かこっそり書いてくれるといいんですけどね(笑)
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2011/10/04 13:17
愁恋さん
小説のように面白いだなんて、嬉しいです♪ ありがとうございます^^*
無限に続いても私が私である事は変わりませんよ。どこの誰かは・・・わからないかもしれませんね。
“入れ子構造”なんて名前がつくと、カッコいい気がしますw
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2011/10/03 13:42
その夢を元にして一篇の短編小説が出来上がりそうですね^^
なんだか、良い意味でゾクっとしましたw
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2011/10/03 09:20
夢の中で夢から覚めてそれがまた夢で・・・入れ子構造ですね。
無限に続くと、きっと自分がどこの誰なのかわからなくなってしまいますよね。
蝶の夢を見た荘子のように。
「我が家には上にも下にも隣人はいない・・・」のオチ、ゾクっとしました^^。
この黒猫さんのブログ記事、小説のように面白いですよ。^^




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