宮木あや子 花宵道中
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/10/01 02:53:59
2006年 第5回「女による女のためのR-18文学賞」受賞してデビュー
私は この人の 「雨の塔」を先に読んだ
耽美系の印象だったけど
デビュー作は 吉原が舞台
遊女たちの暮らし
外の世界を知らない かごの鳥たちの 生き死に
やっぱり 吉原が舞台だから 当然 避けてとおれないけど
女性作家の描く R-18は 女性が読んでも鑑賞に堪える
微妙な視点のちがいがあるのね
東北の山奥 谷間の村
谷間だから 日あたりが悪く 作物が育たない
貧乏な村だから 人買いがやってくる
初めてみせに出るまで 芸ごとを教え込まれて
借金を返し終えるまで・・・・・
というのは どこでも同じ 基本設定みたい
閉鎖された空間の中でも
生き別れの姉妹 兄弟との再会というドラマ
幼いころに出て行った父親が
なにも知らず 娘の客に ・・・・・・
女性による女性のための R-18というところがいいんじゃないかなあ
漫画でなく読んでみた方が 良いのかしら? 話題になってるとは 知りませんでした。
そうです 公立図書館にあります
漫画にもなってるんですか
読んでみたい
ちょっと読んでみたいかも…。
男性作家のR-18って読んだことあるのは団鬼六くらいですね。これはこれで面白かったです。
杉本彩の映画も見に行っちゃいました^^;