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前漢(西漢)・手工業

戦国時代から秦漢にかけては冶金業、窯業、手工業の発展時期である。
一般民の間で自給自足の風が強かったので、
手工業で賄われるのは特別な道具(鉄製農具など)か奢侈品が主であった。
王侯の使用する高度な技術品は主に官営の工場である尚方、考工室、東園匠、
織室などが作り、少府や大司農が管轄した。
尚方では官が使用するための武器、装飾品、銅器などが作られ、
考工室ではより実用的な武器、漆器、鉄器などが作られた。
東園匠では貴人の埋葬に使うための棺や明器などが作られ、
織室では儀礼用の織物が作られた。
明器とは埋葬者が死後に使うために置かれる実物を模した土器。
また大司農では農民に支給する鉄製農具が作られた。
大きな民営の工業としては、
製塩所、大規模な高炉、鉄器、銅銭に用いる大規模な鉱山などが存在した。
それ以外に酒、絹織物などが手工業として成立していた。

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