Nicotto Town



久しぶりに読んでみた


最近、と言うかつい先ほどまで読んでいた本
「フレンチ警視最初の事件」

推理ファンならタイトルだけで分かると思いますが、作者は「F.W.クロフツ」さんです。
ファンの方には説明するまでもないことですが、英国の推理作家で本格ものや倒叙ものの名作を数多く残された方です。

この作品、長い間絶版になっていたものです。
私も存在は知っていまいましたが、(当たり前ですが)読んだことはありませんでした。
最近復刊したようで、たまたまよった本屋さんで見つけ手に取りました。
私にとっても、ずいぶんと久しぶりに読むクロフツさんの作品です。

上記のような邦題がついていますが、原題は「Silence for the Murderer」、(「殺人のための静寂」とでも訳すのでしょうか?)です。
内容的には、こちらの方がしっくり来ると思います。
いろんな意味で。

読んだ感想ですが、正直言って今ひとつでした。
構成自体は面白いとは思うのですが、肝心のトリックがちょっとありきたりです。
同じようなトリックは、他でも読んだことがありますし(どちらが先なのかは分かりませんが)、そちらの方がはるかに効果的で、面白い使われ方をしています。
その仕掛けもかなり強引で、たぶん出来るのでしょうけど、素人には無理です。
何らかの手段を使っていることは読めても、こんな方法だと思いつく方は少ないのでは?
また、犯人の動機も弱いような気がします。
それだけの動機で、ここまで手の込んだことをするような人物としては描かれていないと思うのです。
私の読み方が甘いのかもしれませんが。

なんだか、ひどいことを書いてしまいましたが、つまらなかったのかと聞かれると、そうでもありません。
推理ものなので、細かい内容については書けないのですが、ほぼ1日で読み切ってしまったことから察して戴けると思います。
構成としては、ちょっと面白いですよ。
他に無いわけではないですけどね。

推理ファンの方でしたら、読んでみても悪くないと思います。
そうでない方は、気が向いたら、と言う事で(笑

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2011/10/03 15:53
ママリンさん

若い頃に読みあさっていただけです~。

これは別にシリーズものというわけではないです。
「フレンチ」というのは、クロフツさんの小説に出てくる探偵役の方で、警部から警視に昇進して、最初の事件と言うことです。
それまではフレンチ警部として活躍していました。

もしクロフツさんの作品を読むのでしたら
「樽」(アリバイトリックの最高傑作と言われています)
「二重の悲劇」(倒叙ものです。倒叙ものとしては「クロイドン発12時30分」の方が評価が高いようです         が、私はこちらの方が好みです)
をおすすめします。
クロフツさんの全作品を読んだわけではありませんし、忘れてしまっているものも結構ありますが、この二つが特に印象に残っています。

私も今回これを読んで、久しぶりに他の作品も読んでみたくなりました。
でも、読みかけてる他の本もあるんですよね~。
ホント、もっと時間が欲しいです~。
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2011/10/03 14:51
~ゆさんって 推理小説も広い知識が、あるんですね~^^

「F.w.クロフツ」さんって 小説の最後のCMページで 目にしたぐらいです。
「フレンチ警視の最初の事件」と言う事は~シリーズ物なんですね~。

~ゆさんのブログを、読んで 読みたくなりました^^

が、元々読む量が 少ない私…まだまだ 古典でも読みたいのが
沢山あるので~

ああ 時間が欲しい~今日も朝寝してしまったので~w
時間がもったいないです~。

今は、「秘密」を、読んでます。古い作品なのですが、突然読みたくなって~w 
夏に買って読み出したら~すぐに~
スカパーで映画(主演広末涼子さん)を、放映されて~w読む気が無くなって~w 
ほったらかしだったのですが、先週から また読み始めてます。
夫婦のやりとりが、まるで漫才で、悲しいお話なのに~笑ってしまう
不思議な小説です。関西人が、書くとすぐ笑いに走ってしまうのでしょうか?w



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