とある滅龍士との五度の邂逅④
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/10/12 00:49:41
第四夜
まさかこれほどとはな…。 彼の仕事振りには驚かされるばかりだ
成功率100% にわかには信じがたいそんな伝説も
今ではまったく違和感のないものだと感じていた。
巨龍が退治されたその庭に、念のため
通販で買った「リュウコナーズ」をばら撒いておいた。
これでもう二度とドラゴンは現れまい。
そう思うと戦いの日々がなんだか、いとおしくさえ思えた。
ふふふ膨大な費用は掛かったが、これで本当にに終わりだ。
だがその慢心が、油断に繋がったのだろうか…。
ある朝、爆音で目が覚めた。
とっくに太陽は昇っているはずなのにやけに暗い…。
まさか! 見上げた空を真っ黒い龍が旋回していた。
『…要件を聞こう。』
手配通り、ヤフオクに掲載された"十三型アナログTV売りたし(地デジ非対応)"
の記事を頼りに連絡を取ると、彼はまた、時間きっかりに現れた。
何度目とも知れない私の依頼を、彼はどう思っているのだろうか?
罪深い男だと、嗤うだろうか?
だが私はやり遂げてみせる。 例え、それがどんな困難な道だろうと。
これは、もはや戦争なのだ。
私の決意を察してか、彼はただ、黙って一度だけ頷いた。
この男なら…私は再び、彼に全てを打ち明けた。
『あの黒龍を… Nidhogg(ニーズヘッグ)を排除してくれ!』
…これが、私と彼との4度目の邂逅である。
お安くしておきます(´・ω・`)
もっと単純な理由ですよ!
次回のオチをどうぞお楽しみに~
何も起こらないというか5回目で終了ですけどw
オチもついて終わる予定です。
まだ竜退治続行中なのねんヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ
あ・・もしかして滅龍師が依頼欲しさに、竜を放してたりしないぉねぇ?
その都度依頼金を払っているのかな・・。退治するよりも、飼う方法を
習得した方がいいかもしれないねw。生け捕りにして飼えるといいのに。