Nicotto Town


ひまわり畑を眺める一匹猫


誰の様でもない君へ

ある日、ひまわりと一緒にテレビを見ていました。
テレビにはオカマが映っていました。
オカマが他人のファッションを評価していたのです。

「プツ」

ひまわりはテレビのチャンネルを変えてしまいました。

「人のファッションをあーだこーだ言うのはキライだ。」

おぉ!流石。
我女房ながらわかっていらっしゃる。
私もそういうのが大嫌いなんです。

誰かの言ったファッションを実行することや、誰かの真似をする事がかっこいいとは、私には思えないんですよね。
ひまわりもそういう主義だったんです。

そういうひまわりも、お気に入りの海外のブランドがありました。
私は彼女と付き合うまで、見た事も聞いた事も無いブランド名。
大して高くも無く、人気も無いブランド。
そのブランドのバッグを、確か誕生日にプレゼントした記憶があります。
目玉が飛び出るような金額とは程遠い、私の小遣いでも十分に買えたものでした。
ひまわりは、それでも大喜びで使ってくれました。
(ブランド名が気になる方、コメントください。)

そういうひまわりのファッションセンスは、どうだったかと申しますと・・・
私にネクタイを買ってくれた事があります。
「これ、かっこいいから買って来た。」
そういって出してくれたのは、なんとなく仕事でしていくには少し難しいような色モノでした。
もう少し無難な色だったらなぁ・・・と思いましたが、私は使わせてもらいました。
ひまわりが選んでくれたネクタイですから。

ひまわりは仕事柄、指輪などもしない人なのです。
貴金属などにもあまり興味は無く、これも私がプレゼントした安物のペンダントだけを愛用していました。
警視庁の鑑識課が鑑定してようやく認識出来るのではないかと思われるほどの、小さな小さなダイヤモンドが張り付いているペンダント。
「検査の時外さなきゃならないから・・・」
と言って、入院時には外されていたペンダント。
実は、彼女が旅立っていってから行方不明だったのです。
先日、ばあちゃんがそのペンダントをふいに発見しました。
「これ、アタシが見付けたからアタシが付けるんだっ!」
と主張するばあちゃんが、後を受け継ぐ形になりました。

誰のファッションを真似る事もしなかったひまわり。
君は誰の様でもない、たったひとりのひまわりだよ。
咲いている時間は短かったかもしれないけど、君は確かに美しく咲いていたんだ。
たくさんの人に愛されて・・・。

篠原美也子 誰の様でもなく

http://www.youtube.com/watch?feature=player_ded&v=Wn047vbCi-I

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2011/10/27 09:00
さえらさん
うんうん、主観と客観ね。
その評価に差異が出てしまうのも、致し方ない部分でしょう。

私の経験なんですが、初めて会った人の第一印象が
「コイツ変わってるなぁ」
って思う事があるんですが、その後の付き合いで相手の振る舞いや仕事の内容
あるいはその相手の根底にある魅力に触れる事が出来た時。
第一印象の「変わってる」が、いつの間にか「かっこいい」に変化している時があります。
真似すべきはファッションなどではなく、物事の本質なんですよね。。。

ばあちゃん・・・
そうっすかぁ?よろしかったらお送りしましょうか?
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2011/10/27 08:45
『好き嫌い』という主観と『似合っているかどうか』という客観と・・・
うーん、やっぱり、おしゃれって難しく考えない方がラクでいいです^^

身につけるモノの選び方、着こなし方にも個性は表れる。
それは、話し方や食べ方や歩き方にまで表れる、その人の個性のひとつ。
いろんな個性にふれるコトは好きです。
そして『素敵だな♪』と思える個性に出会えると嬉しくなります。
ひまわりさんのエピソードもそう^^

おばあちゃん、なんだかラブリーだと思ってしまいましたw
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2011/10/27 08:27
ニーナさん
最近のメディアの「イケメン〇〇」とか、「美人〇〇」といった言い方
なんかうんざりします。
問題なのは「〇〇」の部分でどれだけ素晴らしい事をしているか?なんですけどね。
ルックス中心に語られすぎで、内容は何もありません。
しかし、そっちの方が数字が取れるというのも人間の愚かしさなのかもしれません。

いいなぁ~と思ったらお気に入り!
それが原点ですよねっ!
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2011/10/27 08:21
夢中姫さん
私も苦手なんすよ~!
特にあの、丼ナントカって言うおっさん。
そういう自分はチンドン屋みたいな格好してるじゃんって思うんですけどね。。。
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2011/10/27 08:17
むーさん
あ~それそれ、人と同じはイヤだと言うのは持っていたようです。
そこがまさしく、私と意見が合った所なのですよね。
世の中には人と同じ、あるいは出来るだけ真似をしようとする人と
全く逆で、出来るだけ人と違うスタイルで生きようとする人に分かれます。
前者には「変わり者」に映ったのかも知れませんね。。。

ええ、私は思い切り彼女を想っています。
この先もずっとです。
まぁ、見ていてくれているかわかりませんが、いつか別の世界で会えた時に
なるべく怒られないように生きなければって思っています。
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2011/10/27 08:12
学校教育
子供の個性を無視し、全てに同じものを詰め込もうとするこの国の悪しき習慣。
その結果、前に進むのではなく現状を守ろうとする習性を持つ「大人」と呼ばれる人を増殖させる。
招き猫監修大日本帝国国語辞典より。
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2011/10/27 08:08
たまこさん
あはは、涙ぐんでいただいちゃって、感謝です。。。
良くも悪くも個性的な女子でしたからねぇ、ひまわりさんは。
どんなに分が悪くても、自分を貫くのが彼女でした。

ばあちゃん・・・図々しいですよねぇ。。。
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2011/10/24 18:58
私も、人のファッションを、あ~だこ~だいうのは嫌いです。
そして、TVを観て、「ブス」やら「胸がない」・・・やら、人のことを批判するのも嫌いです。
余計なお世話じゃ・・・君には関係ないだろう・・・と思ってしまうのは・・・私だけ?
私も貴金属やブランドは興味ないですね。
いいなぁ~と思ったら、それがお気に入り♪
金額じゃ・・・ないですね(o^―^o)ニコ

素敵なお話でした^^
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2011/10/24 09:01
私もあのファッションチェック苦手です。
個性ってもんがあるんだから・・・って思います。
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2011/10/23 21:16
うん・・なんかわかる気がする^^

ブランドでは無く・・・だし

人と同じもいやなんだろうな。
変わってる?と言ったら変だけど人が持ってないようなものに惹かれたりするのはわかる。

それと人の批判はいやなもんです。


ひまわりさんは幸せですね^^
心の中にいつも思ってくれてる人がいる。

きっと空の上から見てるんだろうな~
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2011/10/23 20:25
「画一的」の正しい「読み」を答えることもできず、その意味すら知らないくせに
なんだか画一的に、黙々と演習問題を解き続ける子供たちと一緒に過ごしています。
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2011/10/23 20:19
涙ぐんじゃいました~・・・。
うん、わかります~^^
ファッションにしても、生き方にしても、自分を貫いてる人はステキですよね~☆

ばあちゃんが微笑ましいです~^^



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