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シン・ドラマ汁


ドラマ【塚原卜伝】【江~姫たちの戦国~】

塚原卜伝
NHK-BSプレミアム 日曜夕6時45分~

【あらすじ】新右衛門は、船岡山の戦いの戦勝祝いの席で、大将の首を獲った褒美として将軍の義尹より太刀を授かる。新右衛門が気に入らない細川高国は、やたらと難癖をつけ、新右衛門に再び御前試合をするという約束をさせた。新右衛門はそれを受け入れるが、将軍や諸侯の様子を見て、ここは自分の居場所ではないと後で左門に語る。丹後守は屋敷で新右衛門たちと酒を酌み交わしながら、冗談交じりに新右衛門を召抱えたいと言うが、いずれは鹿島に帰る新右衛門は返答に困る。

【感想】あれから少し足利義尹について調べてみたのですが、義澄による義尹暗殺は本当にあったんですね。つか、義尹ってあんな公家っぽいメイクをしてますけど、かなり波乱万丈の一生を送っており、一度将軍職についたはいいが明応の政変で日野富子らに職を追われ、一時は配流されますが、脱出して力を蓄え、大内や細川の力を借りて将軍に復帰。だからまぁ、義澄から命を狙われてもしょーがない立場だったんですな。大内や細川が大きな顔をしているのもそのため。今ちょうどこの状態なわけです。この後、義尹は義稙と名を変え、大内や細川と対立。なんやかんやあって結局出奔している間に他に将軍を擁立され、復帰できないまま死亡したようです。この頃はすでに1500年代、時代は戦国時代に入っており、諸国の大名の力が強かったんですな。戦国時代以前の歴史って、あまり知られていないので、改めて調べてみると面白いもんですなぁ。で、今回のお話ですが、やたら試合前が長いなと思ったら、試合はほんの一瞬w さすが天才ですな。面をつけているのはひょっとしたら外人だからじゃないだろうかと思ったら、斜め上を行く黒人でした。この頃、まだポルトガル船が日本に来る前だから、シルクロードでも通ってきたんでしょうかね。そして鹿乃との間はかなりいい感じになってきてますが、2人は結ばれるのでしょうか。ちょっと難しい気もするけどねぇ。丹後守の血縁者ではないとはいえ、養女ですから、他に子供がいなければ、誰かを婿にするしかないわけで、それだと鹿島に帰らなければならない新右衛門とは結ばれるわけにはいきませんからねぇ。あと、倒れた物忌みのばあさま、いつも不吉な占いばっかりしてるけど、新右衛門は勝ち進んでるじゃないですか…。あのパートはどんな意味があるんだろうw ていうかばあさま死んだの?


 
江~姫たちの戦国~
NHK 日曜夜8時~

【あらすじ】は、竹千代のわがままで傲慢な振る舞いを許しているを責める。はお世継ぎならこのくらいは当たり前だと涼しい顔をしていたが、家康から世継ぎを竹千代に決めたわけではないと聞いたことを話すと、血相を変える。相変わらず江戸城では、駿府の家康に何でもうかがいを立てなければならず、秀忠は閉口していた。平和を願う秀忠は、秀頼豊臣徳川が並び立つ平和な世を望んでいるという文を出すことにし、にも一筆書かせた。

【感想】今回は国家安康君臣豊楽で知られる方広寺鐘銘事件でしたね。このエピソードを最初に聞いたのは小学生の高学年くらいだったと思いますが、その頃でも無茶やんなぁと思ったくらい、無茶な言い分ですよねw 難癖つけてるとしか思えません。また、大坂方もこのくらいのこと素直に謝っちゃえばいいものを、結局これが豊臣滅亡のきっかけになっちゃったんですからね。いつの時代にもプライドというものは厄介なものです。さて、このドラマでは秀忠は和平を望み、豊臣方と共存していく術を探しているように描かれていますが、実際の秀忠はちょっとかけ離れていたようですね。例の関が原での失態をいつまでも気にしていて、大坂の役では逆にあまりに早く大坂に行こうとして、家康に怒られたとか。そして冬の陣では総大将になりたがったり、総攻撃を仕掛けたがったりと、どうもどちらかというと豊臣がお嫌いなご様子。関が原での汚名返上をしたかったとされていますが、自分が征夷大将軍になっても豊臣が無視したのを怒っていたという説もあります。そして夏の陣では秀頼の死罪を強硬に主張したというんだから、もう全然違う人ですねw 家康の死後も、徳川の世を磐石のものとするため、あれこれ難癖つけてすぐに大名を減封、転封、改易しており、その数は歴代江戸幕府将軍の中でも最たるものだったと言います。とても皆で仲良くできる平和な世を目指していたとは思えません。まぁでも彼の努力があってこそ、徳川の世は長らく平和に続いたわけですが。それでも江には頭が上がらなかったんですけどね。律儀な人と評されることが多いので、ポンポン子供を産んでくれた正室を蔑ろにするなど、頭に浮かばないタイプの人だったのかもしれません。一応浮気はしてるんですが、秀吉や家康に比べれば可愛いもんですよw しかしドラマでは江の夫として親豊臣派のように描かれているので、これから由美子がどうやって帳尻を合わせるのか、見るのがちょっと楽しみになってきました。




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