Nicotto Town



バランス

「大局観
  -自分と闘って負けない心
  羽生善治  角川Oneテーマ21


タイトルには「大局観」とあるが、最初から最後まで、これについて
書いてあるわけではない。
勝負事で必ず直面する事(挑戦すること、練習、負ける事、運など)
について考えた事をまとめたものになっている。


この本には「新しい考え方」といったものは出てこない。
それに「大局観」さえあれば、すべてOK、といった主張もしていない。

昔から言われているような泥臭い事ばかり言っているので、ある種
の人には「期待外れ」かもしれない。
ただし、その「泥臭い事」の結果、輝かしい成績を残している、という
事実があるので、一言に「重み」がある。


印象に残るのは、タイトルにもなっている「大局観」
相手の手を読み、自分の手を考える事を突き詰めていくのは大事だが、
それをやりつつも、そこから離れ、全体の流れを掴む。

「木を見て、森を見ず」に陥るな、ということだが、「木」は見ない訳には
いかない。
「木」と「森」を見るバランスが大事なのだが、そのバランスは経験を
積まないと分からないのだ。

ただし、経験だけ積めば「大局観」は育つか、というとそうでもなく、
客観的な振り返りが必要。
注意しなければならないのは、この「振り返り」は「後悔」ではない。

「振り返り」が「犯人探し」や「懺悔」の場になってしまう事がどれだけ
多いことか。
凡人が一流の人のマネをしようとすると、似て非なるものになりやすい
のだろうか。

アバター
2011/11/03 20:46
トラブル助っ人に入った仕事で、先日、気の早い「振り返り」が
あったそうです。
どういう話があったことやら・・・

願わくば、建設的な会議であって欲しいですが・・・

ところで、教えてもらったサイトですが、あらちゃん日記までありますね。

写真を送ってみてもいいのですが、問題は、ヨメが撮った写真だ、という事です。
アバター
2011/11/02 15:44
そうそう、スレ違いですが^^;
下記の地域情報HPであらちゃんの情報を募集していますよ。
Tuckerさんの写真をおくってみては・・・!?
http://arukonet.jp/
アバター
2011/11/01 21:14
客観的な振り返り・・・難しいけど、やらなきゃいい方向に進まないわ。
できないと、いつまでも同じこと同じ失敗繰り返すもん。
人間関係は、木を見すぎると自己中、森を見すぎると無神経になるかも^^;
アバター
2011/10/31 21:47
人口知能の研究では「フレーム問題」という有名な問題があるらしいです。

細かい点は切り捨てて、大雑把に物事を掴む、という点では人間の方が
上ですが、人間の脳の仕組みを真似た「ニューロコンピュータ」とかいう
アイディアもあるらしいですから、いつまでもつかどうか。
アバター
2011/10/31 01:38
コンピュータで将棋をやらせると、木ばかり注目して、
膨大な計算をやるはめになるそうです。
でも、そこはやっぱりコンピュータ。膨大な演算能力を駆使して、
最適解を見出すというのが、この分野の主流だそうですね。
大局を掴むと言うのは、やはり人間固有の能力なのかしら・・。



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