Nicotto Town


テスト公開


西側介入すれば「激震」、シリア大統領が警告


【10月30日 AFP】反体制派への厳しい弾圧を続けているシリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領は30日、西側がシリアに介入すれば、地域を巻き込む「激震」が起きるだろうと警告した。

 アサド大統領は、英日曜紙サンデー・テレグラフ(Sunday Telegraph)に対し、外国部隊がリビアのムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)政権を転覆させた民衆蜂起に介入したのと同じようにシリアに介入すれば、「新たなアフガニスタン」になるだろうと警告した。

「シリアは現在、地域のハブ(拠点)だ。シリアは断層線であり、その土地でたわむれるならば激震が起きるだろう。新たなアフガニスタン、あるいは新たな10のアフガニスタンを見たいかね?」と、アサド大統領はシリア首都ダマスカス(Damascus)でサンデー・テレグラフ紙の記者に語った。

「シリアで問題が起きれば地域全体を炎に包み込むだろう。シリアを分割しようとすれば、地域全体が分かれることになるだろう」(アサド大統領)

■相次ぐ衝突

 シリアでは28日と29日にも相次いで衝突が発生した。

 活動家らによると、中部ホムス(Homs)で29日、シリア軍兵士と離反兵士とみられる武装集団が交戦し、兵士20人が死亡、53人が負傷した。

 また、英国を拠点とする「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」によると、離反兵士とみられる武装集団が、北西部イドリブ(Idlib)県のトルコ国境沿いの町と町の間を移動中の治安部隊を乗せたバスを襲撃し、治安部隊10人と離反兵1人が死亡した。

 また、ホムス一帯では、政府部隊の狙撃や機関銃により民間人少なくとも12人が死亡。他にも自宅で治安部隊の襲撃を受けて死亡した人もいるという。

 前日の28日には、リビアと同様の飛行禁止区域をシリアにも設けるよう求める金曜礼拝後のデモが行われたが、活動家らによると、治安部隊の弾圧で36人が死亡した。集団礼拝が行われる金曜日の死傷者数としては、72人が死亡した4月22日に次いで多い惨事となった。(c)AFP


http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2838169/8008670


 

#日記広場:ニュース




月別アーカイブ

2025

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010


Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.