日韓合同で海上訓練 12、13日
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- 2011/11/01 20:48:41
【ソウル=加藤達也】海上自衛隊と韓国海軍は12、13日、対馬の北方海域で船舶火災や沈没などの海難事故に備えた合同救難訓練を行う。訓練には、海自 から第14護衛隊(京都府舞鶴市)の「まつゆき」など護衛艦2隻や第1航空群(鹿児島県鹿屋市)のP3Cが投入され、400人以上が参加。韓国側も駆逐艦 などからなる500人規模の訓練艦隊を編成する。
1999年に始まった合同訓練は今回で7回目となるが、双方で計約1千人が参加するのは過去最大規模。
日韓の周辺では、北朝鮮の脅威や中国の海洋進出の加速など不測の事態が起こる可能性が増大している。このため、同盟国の米国から日韓防衛関係は「軍事的 脅威への対処も可能な段階へ質的転換を図るよう求められている」(海自関係者)という。だが「交流は韓国海軍大と防衛大学校の交換留学など年間数人にとど まり、防衛協力への転換にはまだ時間がかかる段階」(韓国国防筋)だ。
今回、海自は初めて指揮幕僚課程に在籍する将官級候補の2佐と3佐約40人を派遣し、人的交流を一気に10倍以上に増員。日韓の防衛当局は訓練を近い将来の協力深化に向けた環境整備につなげたい考えだ。
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