Nicotto Town



この秋に読みたい本


一冊目
『春を恨んだりはしない』池澤夏樹著

震災をめぐって考えたこと、が副題で、真摯な言葉に出会いたかったので
若干薄いか、と思ったのですが、購入済みです。

題名はポーランドの詩人シンボルスカの「眺めとの別れ」の一節からとっています。
彼女はノーベル文学賞を受賞しています。

詩の一部はこんな感じ。

また春が来たからといって
春を恨んだりはしない
例年のように自分の義務を
果たしているからといって
春を責めたりはしない

わかっている
わたしがいくら悲しくても
そのせいで緑が萌えるのが止まったりはしないと


胸に沁み込んでくる言葉は、悲しみとの葛藤を抱えてしまった
今の日本の現状に、あまりにもマッチしすぎているせいでしょうね。

二冊目は
『シンボルスカ詩集』


三冊目は
『古書の来歴』
翻訳ミステリー大賞受賞作です。

題名に惹かれて何度か手に取りました。
今買っても読めない、そんな言い訳をして書棚に戻したんです。

サラエボ・ハガターという幻の古書を巡る歴史ミステリーだそうです。
話はフィクションですがサラエボ・ハガターは実存する古書です。

十五世紀のスペインで、偶像禁止のユダヤ教写本でありながら
挿絵満載の希少本。
時には宗教的対立を巻き起こしながらも、人々に守られてきた古書。

修復の栄誉の預かるハンナと母との対立
ユダヤの歴史が絡まっていくとストーリー。

ユダヤの民は悲劇があったけれど、現在のパレスチナを思えば
またかい。。という気も起こらないではないですが
ちょっと読んでみたい気にさせます。

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2011/11/16 01:42
ゆみさん★コメントありがとうございます。

いやいや、わたしも同じようなものです^^;
難しい感じではないみたいですよ。
今日、古書の来歴は買ってきました。
最近は買ってしまうと満足で読まないことも多くて
コレも困りものです^^;
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2011/11/14 15:57
難しそうな本ですね。
私は優しい本しか読まないので・・・(; ̄ー ̄A アセアセ・・・
本当は色々な分野の本を読みたいのですが、
小難しすぎると眠くなり全然先に進まないのでダメです。
興味はあるのですが、なかなか手が出ないです。
読んだら感想を聞かせて下さい。
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2011/11/08 23:29
招き猫さん★コメントありがとうございます。

ナイター終了と共に、本格的な秋到来って感じですね。
観戦するにはちと寒いですもんね。

うん。なんとなくですが、春は新しい始まりでもあり
始まりの前に終わりがあったりしますから
季節の中で取り残されたような気持ち陥ることは
多々ありますね。

ただ、木々の芽吹きや軽やかな春の花は
綺麗だけではなく逞しかったりすることに気付き
励まされる気持ちも湧いてきます。

季節の変わり目。
秋も太古の記憶でしょうか。
冬毛に変わる季節^^;
抜けた分、太いのが生えてくるといいのにね。。
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2011/11/08 23:25
らてぃあさん★コメントありがとうございます。

そうですか。さすが読書家ですねぇw
読まれたんですか。
基本的に兄弟ですからね。あそこらへんの宗教は。
元を辿れば、共存していた地域や歴史も
きっとあるんだと思います。
どこでねじ曲がってしまったんでしょうね。
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2011/11/08 23:23
アッシュさん★コメントありがとうございます。

中古本、そうそう、古本と微妙に違って
結構新しい本があって便利ですよね。
近所にあれば、ちょくちょく覗いてみるのになぁ。
実は、我が駅、本屋も店じまいしてしまい
ないんですね><
大型本屋が、中継駅に出来たので、個人書店というのは
もうダメなんですね。。

それはさておき、ちょっと寒くなってきましたね。
夜が長くなるので本なんぞを開けたくなるのかもしれません。
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2011/11/08 13:12
春は始まりの季節。
しかしながら「始まる」と言うのは何となく残酷なんですよね。
始まりゃいつかは終わるわけで、始まっちまったら戻れないという事実もあります。
いつかは終わってしまう真実と、戻れないという悲しみ。
春はそんな事を思い知らされる季節のような気がします。
恨み言のひとつも言いたくなる季節なのかもです。
加えて私の場合、身体までも不調に陥りますから・・・。

ああ、哲学っぽい話をすると、髪の毛が抜けるような気がする・・・
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2011/11/06 17:09
『古書の来歴』読みましたよー。歴史の闇に消えていった人々のことを考えるとかなしくなります。
古書を守った人間に多数イスラム教徒もいることが興味深いです。
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2011/11/06 14:05
相変わらずアカデミックですねえ。
でも、秋はなんとなく本を読みたくなりますよね。
俺も昨日購入してきましたぜw
でも・・・
文庫本を持っていなかった本を、そろてみました。
池波正太郎の、『剣客商売』シリーズです。
TSUTAYAの中古本を扱うお店が最近できたので、そこで。
お店が新しいので、品揃えが良かったです^^




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