天文ニュース
- カテゴリ:日記
- 2011/11/06 15:44:19
最近、気になった天文関係のニュースから
グリニッジ標準時(GMT)が消える?
世界標準時めぐる英仏の攻防
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2838741/8023457
時刻の基準となるグリニッジ標準時(GMT)が世界標準でなくなるかもしれない、という話。
イギリスのGMTを脅かしているのは「原子時計」
GMTは「うるう秒」による調整が必要だが、原子時計は不要。
両者の違いはわずかなのですが、GPSにとっては、この差異が問題となってしまいます。
それなら、いっそ原子時計を世界標準にしてしまおう、という話のようですが、記事をよく
読んでいくと、「原子時計」を強く推しているのはフランス。
かつて「子午線」や「メートル法」など、様々な点で張り合ってきた関係を考えると、果たして額面通りの話なのか、というのは疑問です。
小惑星が地球に接近、月より近くを通過へ 30年ぶり
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111104-00000012-cnn-int
幅約400メートルほどの大きさの小惑星が月より近い距離を通過する見込みだそうです。
NASAでは、この小惑星を「潜在的に危険な天体」に分類していますが、地球に衝突する可能性は低い、とのこと。
一部のトンデモさん達が騒ぎそうなネタですが、小惑星より小さい隕石であれば、週に1回くらいの割合でかすめている、という話を聞いた事があります。
天王星に謎の輝き、メタンの雲か?
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20111104001&n_gadget=0000
天王星の北半球に謎の輝く点が発見された、というニュース。
原因はメタンの雲が太陽光を反射したため。
天王星には大規模な大気循環はほとんどないですが、「春」を迎えると、大気循環のスイッチが入り、今回のような現象が発生するらしいです。
ただ、このニュースを見て、真っ先に連想したのは、「2010年 宇宙の旅」のラストで、木星でモノリスが大増殖して「黒斑」が巨大化していくように見えるシーン。
見た目上の変化があまりない、という印象のある惑星で、急な変化があったりすると、自然現象でも少しドキッとします。
不合理なものも残っていて欲しい、という気もします。(単なる感傷ですが)
それにしても裏にイギリスとフランスの歴史的な意地の張り合いがチラチラ
見える気がしてなりません。
そう言えば、小惑星はNASAが写真に撮って発表していました。
小惑星を捕まえられれば、結構、資源がありそうですが、問題はどうやって
捕まえるかですね。
ルパン三世の五右衛門みたいに弾丸を刀で切るくらいの事ができないと・・・
小惑星、あれって資源として使えないのかしら?
鉄とか豊富にありそうだけど・・。