ナイジェリア、警察・教会が襲われ63人死亡
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- 2011/11/06 20:34:44
【カノ(ナイジェリア)AFP=時事】ナイジェリア北東部ダマトゥルで4日夜、警察署やキリスト教会が相次いで襲撃され、63人が死亡した。負傷者も数百人に上る。赤十字当局者が5日、明らかにした。自爆テロや爆弾による攻撃のほか、激しい銃撃戦が起きたという。
ナイジェリア北部ではイスラム過激派による同様の襲撃が相次いでいる。4日の襲撃も複数の警察施設に対し自動車を使った自爆テロや攻撃があり、教会も6カ所が次々襲われた。
隣接州のマイドゥグリに拠点を構えるイスラム過激派「ボコ・ハラム(西欧式教育は罪)」は5日、犯行を認めるとともに「治安部隊がボコ・ハラムや無実の市民への迫害をやめない限り、攻撃を続ける」と宣言した。マイドゥグリでも同日午後、軍施設を狙った自爆テロが起きた。
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ナイジェリアはアフリカ最大の人口を擁する国であり、乾燥地帯でキャラバン貿易を通じて
イスラム教を受容した北部と、熱帯雨林地帯でアニミズムを信仰し後にヨーロッパの影響を
受けキリスト教が広がった南部との間に大きな違いのある国で、南部のニジェール川デルタ
では豊富に石油を産出することもあり、この石油を巡って内戦や内紛が繰り返されるなど、
国内対立の原因ともなっているようです。