伝えたい言葉13 後編
- カテゴリ:自作小説
- 2011/11/08 01:55:26
「それと、毎日夜8時ごろ。どこかに行ってる、よね?」
ドキッとする。その時間は毎日雅也と食事をしている時間だ。
「どこって、ちゃんとこのマンションにいてるわよ。」
嘘ではない。雅也の部屋もこのマンションだからだ。
「そう?」
「そうそう。何よ、いきなり?」
「なんとなく、だよ。そんなに聞かれたらまずい事なの?」
ドキンとする。
「ま、まずくはないわよ。だって私、別に何もしてないもの―――しかも、何よ?いきなり8時だなんて時間限定で聞いてくるなんて。」
「…ま、いいけどね。」
意味深な叶斗の返事である。
「それよりアヤ、ちゃんと自炊してるか?」
今度は諒一だ。
「何なの、その問いは。ちゃんとしてるに決まってるでしょ?今まで家にいた時にもちゃんとしてたでしょ?」
「自炊してるってわりに、今日の買い物の多さはおかしくないか?いつもアヤが常備している玉ねぎやジャガイモまで買ってたじゃないか?」
二人の的外れでない問いに、綾奈はもう心臓バクバクだ。
確かに通常なら常備している野菜も今日は買いこんでいる。常に雅也の部屋で料理をしているのでそういったものはすべて雅也のキッチンに置いている。ここでする料理と言えばせいぜい朝食とお弁当くらいだ。
「たまたま切れてただけよ。―――まるで、お父さんみたいよ、二人とも。」
その言葉に呆れたような視線を返したのは諒一である。
「―――親父が生きてたら、これ以上のチェックが入ってたと思うぜ。」
諒一と叶斗は、一見綾奈に守られているようで実はその反対だ。二人が綾奈を、たった一人。澤井家に残された女性を支えているのだ。それが、父母を失った二人にとっては当たり前で何よりも大切なことだった。
夜9時すぎ、マンションのチャイムが鳴る。
だが、部屋の主である綾奈は二人より一足先にお風呂に入っていた。
「誰だ?今頃。」
「しかもこれって、玄関ホールのチャイムじゃないよね。」
モニターを一応確認したが、モニターは反応していない。玄関口ではなくこの部屋の玄関のチャイムだからだ。
「アヤ、来客だぞ。」
諒一が体を起こし、脱衣所の手前からバスルームに向かって大声で知らせた。
「え?郵便局か宅急便じゃない?」
「違うな。中のチャイムだ。」
この会話の間もシャワーの音は聞こえている。
「んと、じゃぁ、諒一。出てもらっていい?今、手放せないから。」
綾奈の了解を得ると、諒一は勇んで玄関に向かった。その後ろには当然のように叶斗がついてきている。澤井家のお姫様、綾奈の事だ。騎士と自負している二人としては、こんな時間に訪ねてきた来訪者を確認するのは当然だと思っている。
「はい?」
玄関を開けた二人の前に居たのは、ラフなスタイルの諒一よりも頭半分背の高い男性―――雅也だった。

























いつもありがとうです。
しかも無理難題をお願いしてすみません><
チェックしてるみたいですねぇ。
やっぱ父親的心境って事でしょうか^^
そうです、
とうとうご対面です。
この山場を乗り切ったら漸く
起承転結の起が終わります。
先長っ!!
いつもありがとうございます。
弟二人はストーカー??
な展開になってしまいました(((*ノд`*)σ
STPとお水ありがとうございます。
後程伺いますね
家電引いてて
その時間にかけても出ないから?
いつも携帯のしゃべり放題で話してるから
わざわざ家電にかける必要もないですしねぇ・・・。
ハイ、チェック厳しすぎます。
すでに“男の影”を感じているのでしょうか??
っていうか・・・
ついに
ごたいめーん!
ですね!?
ヤバイヤバイw
すごいおもしろいです( ̄m ̄*)
続き、楽しみにしています!!
ステプ&水撒きどうぞ!!