ドラゴン日誌 ここは何処?
- カテゴリ:日記
- 2011/11/10 13:45:17
俺が必死に馬車から這い出すと、みなわのやつが仁王立ちして海を見ていた…!
俺は思いっきり睨んでやった!
俺の視線に気が付いたみなわは、振り返るなり
「ここ何処よ?」と言いやがった…!
『キキー!キキキキキキキ!(知らんわ!聞きたいのは俺の方だ!)』
ったくもう!
俺は頭にきた!
まぶしいと言ったらありゃしない。
浜辺の昼間なんだぞ!
俺は馬車に戻って、ふて寝を決め込んだ。
風が心地いい…。
リズミカルな波の音が、子守唄のように聞こえる…。
………zzz
ピーちゃん大変!起きて!!」
『キー(なんだよ)』
「今ね、浜辺を探検してきたの」
『キー?(で?)』
「ここ、島よ!それも一周15分くらいで回れる無人島」
『キキキキーキキ?(それがどうした?)』
「どうしたって、どうやってここから出るのよ」
はぁ、何言ってやがる。
ここから出るなんて、夜になったら一っ飛びすればいい。
そこまで言いかかって俺は気が付いた。
みなわの機械仕掛けの羽は、ただの飾りじゃないか!
しかも壊れてるし、外しちまってるし!
「それにもう一つ。森の中の龍の巣に置いてあったカボチャの馬車が落ちてた」
『…そうか!赤魔道士も馬車で出かけたんだ』
「じゃあ、この辺りにいるのかしら」
『どうかな~?夕方になったら俺が空から調べてみようか?』
「うん!」
ん?みなわのあのニコニコ顔はなんだ?
って、俺は嵌められたのか。
そうだ、なんで俺が赤魔道士を捜してやらなきゃならないんだ?
俺には何の関係もないんだぞ!
のんびりと浜辺にたたずんでいるみなわを見てると、怒る気にもならなくなるから、不思議だ。
波の音と、潮の香りを運ぶそよ風に吹かれていると、いつの間にか空に浮かぶ雲が、朱色に染まってきた。
『キー(行ってくる)』
そう言い置いて俺は馬車の屋根から飛び立った。
確かに、この場所は無人島らしい。
明かりが全くないし、電線も、煙も、電波の気配もない…だが、虫はいる。
俺は赤魔道士を探しながら、たらふく腹ごしらえをしてみなわのところに戻った。
「遅い!」
『キィ~?(何を怒ってる?)』
「誰かいた?食べ物はあった?赤魔道士は?」赤魔道士は、最後かよ~。
『キキキーキキ(赤魔道士のことをそこまで気にしてないんなら、なんできたんだよ!)』
「だって、あの時はすっごく腹がったったんだもん。でもって、今はすっごくお腹空いてるんだもん…何か食べ物あった?」
いっぱい虫がいたと言おうとして、俺は思いとどまった。
『赤魔道士も人もいない。食べ物は…人間の食べ物は、無かった』
「あんたの食べ物はあったんだ」
俺は咳払いをして、羽についたごみを熱心に取るふりをした。
「わかったわ!自分で探す!とにかく、もっと暗くなったら火を焚いてみるわ。船が見つけてくれるかもしれないし」
どこまでもポジティブ…そこがみなわのい所なんだが~…もうちょっとなあ…ま、いいか。
何を思ったか、みなわは夕暮れの海にじゃぶじゃぶ入っていって、やあ!だのえい!だのと叫んでいる。
あれなら、ほっといても、死にゃあしないな。
その夜、みなわは壊れたゼンマイ仕掛けの羽を細工して、火をおこすことに成功した。
「これで音楽と、アルコールがあれば、いうことないんだけどね」
片手に、神刀ムラマサで仕留めた魚の串焼きをほうばりながらみなわは言った。
その時、遠くで汽笛の音がした。
オレ様ピーちゃん(キムタクのピーちゃんじゃなく、古~い『乱馬…』のピーちゃんのイメージ)の、
活躍が楽しみです!
無事二人とも救出されますょぅに^ヾ☆ ヾヽ( -^ #)流れ星さん、にお願い♪
わぉ~!
そういう展開もあったんだ!!
かぼちゃですもんね、うんうん。
1日ぐらいなら、私も行ってみたいです~!
蚊取りマットもって。
アマゾネスもはだしで逃げだす…。
ゲホゲホ!!
頑張ります!
ありがと~!
ピーちゃんを一目見た時から、某邪眼師以外の何物にも見えませんでした!!
ピーちゃんは、炎を操らない、オレ様〇〇〇です。←ひらがな3文字で、どうぞ^^v
赤魔道士は、どこに消えたんでしょうか、乞うご期待!
しまうのだろうか?
キャー、なんてホラー映画?? ←
コウモリさんお人好しのようですが
そこがいいトコ^^
終わり方がかっこいいです~
コウモリさん、頼んだヨ~
そうか、あの羽根じゃ飛べないのか・・
期待してますよ^^
小さな島なのに、赤魔道士はどこへ隠れてしまったんでしょうねー。
とりあえずみなわさん無事で何よりでした^^;
しかし…こうもりのピーちゃん、何故か某邪眼師を彷彿とさせます。
赤魔道士見付け脱出 出来る事期待しますよ