しゃばけてみよか
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/11/10 21:21:05
娑婆気とは?
現世に執着する心、名誉や利益にを求める心。
ゆうなれな生きることに執着することかなあ、現世は娑婆世界ともいうし。
生まれて、死ぬ。
この二つは、どんな生命でもさけて通れない唯一無二の平等なもの。
それならば、命に執着するんは、生きてることの証でもある。
畠中恵さんの「しゃばけ」シリーズは、もう10年目を迎える。
日本ファンタジーノベル大賞に入選してデビュー。
そのままシリーズ化され、今にいたっている。
舞台は江戸時代後期。
主人公の一太郎は、廻船問屋長崎屋の若旦那。
朝、昼、晩、違う病気で死に掛けるほどの、筋金入りの病弱だ。
彼の周りには、ありとあらゆる妖・・・日本古来の由緒正しい妖怪がいる。
彼らは病気の合間に、一太郎に協力して江戸の難事件の謎解きをしていく・・・。
こう書くと、なんとなくホラーっぽいちょっと毛色の変わったミステリーと誤解されそうやけど。
いやいや、こののほほんとした雰囲気と少し切ない話運びは、一読しないことには伝えにくいんよなあ^^;
なにより絵師のしばたゆうさんの描く妖怪たちのユーモラスなこと。
このシリーズには、この挿し絵がぴったりやし^^
しゃばけてる若旦那一太郎や、いろんな妖怪がほんとに魅力的です。
人も動物も妖怪も神さんも、みんなしゃばけて生きていくのに頑張ってはる。
それがなんとも眩しいような・・・
http://www.shinchosha.co.jp/shabake/
ばーちゃる長崎屋のアドレスです。
一度訪問してください。
きっと和むこと請け合いです。
しゃばけすぎましたか^^;
秋の作蔵♂さま
そうですな、日本の妖怪は面白いのがおおいです^^
A-Aさま
カレンダー、迷いますよね。
しばたゆうさんのイラストが可愛いすぎる^^;
セレイユさま
一時、物語が失速してマンネリ化したようですが。
最近、少し上向きになってきたような気がします。
越後屋はなにゃんさま
私もデビュー作から』読んでますが。
雰囲気と読後感か好きですよ、あと、ずれた兄やたちとw
江戸怪奇七不思議の謎を解く妖怪探偵、みたいなのも読んでみたいな。
耳袋に、江戸時代の怪奇事件のネタはいろいろあるし。と、勝手に期待してます(^o^)