ドラゴン日誌 航海
- カテゴリ:日記
- 2011/11/17 11:58:01
沖合に泊まった客船から、一艘のボートが海岸に向かってきた。
「わぁ~、これで帰れる!」
無邪気に両手を振り回してボートに合図しているみなわを横目でにらみながら、『バカか、こいつは!』と、俺は心の中でつぶやいた。ボートには、三人の男が乗っていた。
見るからに船員とわかる、セーラー服の若い男二人と、スーツを着込んだ年齢不詳の男。
波打ち際にボートを乗り上げると、スーツの男がみなわの前に立ってこう言った。
「ツアー参加者ですね?」
男の視線は、みなわと白い馬車の間を行き来して、断定するようにそう聞いてきた。
見ると、みなわがきょとんとして男を見ている。
「キー、キキ(そうだと言え)」
俺は小さな声でそう言った。
「そうです!」
「ではボートにどうぞ」
男に促されて、俺たちはボートに乗り込んだ。
俺の胸は不安でいっぱいだった。
この世界が、俺たちの世界と違うことを、俺はとっくに知っていた。
もし、元の世界に帰る手がかりがあるとしたら、あの白い馬車以外には考えられない。
船に乗って、どこへ連れて行くつもりなんだろう。
月明かりの下、ボートはまっすぐに客船に向かう。
俺はみなわの肩から飛び上がり、月に向かって飛翔したい衝動に駆られたが、思いとどまった。
みなわを一人にすれば、何をしでかすかわかったもんじゃない。
今までだってそうだ。
一番危険なドアを、真っ先に開けるける天才なんだ。
開ける前に、躊躇がない。
だが、と俺は考えた。
みなわは、ドアを開けた瞬間にどんな危険が襲ってきても、一度だって怪我もしなかった。
たぶん危険がみなわを呼ぶと、真っ先に駆けつけるが、みなわは危険から身を守るすべにたけているんだ。
それも、俺が耳元で『危ない!』と言ってやるからにほかならない。
仕方がない、ついて行ってやるか…。
客船に乗り込むと、男がみなわに言った。
「もちろん、ツアー参加のルールはご存知ですね?」
さあ来た、最初の地雷だ。
「ほとんどわかってると思うけど、誤解してるところがあるかもしれないので、もう一度説明して」
上出来だ。俺が人間なら、口笛を吹いただろうな、ヒュ~って。
男は片方の眉毛を釣り上げて、しげしげとみなわを見たが、あきらめたように口を開いた。
「このワールド異次元ツアーのルールは、ただ一つ、数か所の世界遺産を巡って、そこにあってはならないもの、いるべきでないものを探し出して持って帰ること。最終地点までたどり着けば、帰りのチケットがもらえる。簡単なルールだ」
「待って、そこにいるべきじゃないとかいうのは、どうやって探すの?」
「はぁ?何を言っているんだ?自分で探すに決まっているだろう」
「探し出したとして、次の場所にはどうやって行くの?」
「探し出したものが、次の場所に行くチケットとなっている。それを持って48時間以内にこの船に戻ってくれば、次の場所に行ける」
「…時間以内に戻れなかったら?」
「まあ、その場所に順応してもらうしかないな」
「置き去りっていう意味?」
「もちろん」
男が立ち去り、取り残されたみなわは肩の上のおれを見て言った。
「なんで参加者だって言わせたのよ!?」
「キキ、キーキキ!(参加しなきゃ帰れないに決まってるだろ!)」
「…」
なんだその顔は、俺を疑ってるのか?
俺は知らんからな!そう言おうとしたとき、夜空に大きく汽笛が鳴り響いた。
錨を上げた客船が静かに沖合へと 動き出した。
こうなったら、何が何でも元の世界へのチケットを手に入れるしかない。
俺は小さなため息をついて、遠ざかる島影をいつまでも見送っていた。
その通りだと思います。
浪人して、来年今の実力を維持し続けられる保証はどこにもないし、
現実の社会は、そんなに甘い場所ではないし。
社会人になるという意味を、まったく理解していないのだと思います。
たぶん家族全体が、血縁というものに甘えてるんでしょうね。
おじさんの保護が無ければ、自立できないような人間なら、日ハムも捕っても使い物にならないでしょう。
おじさんのもとで働きたいなら、本気で球場職員にでも雇ってもらえばいい。
でも、おじさんがいったい何年監督を続けられるのか、わかったものじゃないですよ。
金に物を言わせて、各チームの4番を買ってくるような節操のないチームに、なぜそんなに拘泥するのか、
なんて子供家族なんでしょう。
ニュースを聞いて、とても不愉快になりました。
本当に野球好きなら 今の制度に従うのは当たり前
巨人ごたごた 何がいいのやら 素人には分りません
人生は、タイミングが肝心ですよね^^v
いいとも~!^^v
ピーちゃん、私の理想です!きゃ^^
世界遺産検定!そんなのあるんですか!!
確かに知識が増えればエピソードに事欠きませんね!
ありがとうございます^^v
ありがとう^^
私も読めないよ~!
どこに上陸させようかな^^v
ありがとうございます!
さて、どこに上陸しようかな^^v
ありがとうございます~!
頑張って書きますね^^v
ありがとう~~!!
ワールドツアー、どこから始めようかな~←まだそこかい!って突込みが…^^:
そうだ!オーパーツって言うんだった!ありがとう~!!
そうなんです、いっぱいありすぎて、正解が見つけられるか心配。
清武君」
ある意味で一心同体なのかな。。?
不思議な関係ですネ☆
コウモリさんはやっぱり優しい頼もしい男です!
もし人間だったら惚れてまうやろ~~~、ですよ!
無駄知識入りますよ
世界遺産寄付になるけど 先ず1級で
それ受けんと マスター受けれん
先が読めないわ^^
どうなるのかしら? ドキドキ☆^^
予想外の展開です。
はああ~、ちょっとドキドキしてきてしまいましたよ。
続きも楽しみに待ってます♪
異次元ツアーの始まりですね。
無事あってはならないもの、いてはいけないものを見つけられるかしら?
次回を楽しみにしています。
わくわく、どきどきで、
次はどーなる^^
おおお、なんだか壮大な話になってきましたね^^
みなわさんはこれからどうなってしまうのでしょう。わくわく(あ、いやいや^^;)
続き楽しみにしてます~(〃▽〃)
頑張って下さぃね||ョω・`)。o○★応援UτゑЙё
いてはいけないもの・・・・ 屋久島にトトロ とか?
なんかいっぱいありそう♪