Nicotto Town



恋愛だってw

バート おまえ、なんかないんか?

KAZ  あるけどw恥ずかしいやないか・・・おまえが話せよ。

バート いやっ、おまえが恥ずかしいっちゅう事は俺も恥ずかしいっちゅう事やんけ。

KAZ  そら、そうやな。ほんなら、あの子の話やったらえんちゃうか?

バート あぁ、あの子か・・・落ちもあるしな。

KAZ  ほんだら、あの子の話でもしてみよか・・・・・

遠い目のバート

僕が二十歳の頃だ。
ある女の子と付き合ってた。
可愛くて大好きだった。なんというか・・・日本人離れした子で・・・アメリカ人だったw
知り合って、毎日会うようになって、オートバイの後ろに乗っけていろんなトコロへ行った。
彼女は日本語がカタコトで、僕の英語なんて単語だった。
それでも、辞書を片手にwいろんな事を話した、つもりだ。
昼の子どもが遊ぶ公園のベンチで、夜には花火が舞う砂浜で・・・・・

KAZ   ちょっと待て・・・花火なんかあったか?
バート  ちょっとした脚色や、気にするなw 思い出は脚色されるもんなんやw

凪に走らせたクルーザーのデッキで、彼女は水着を・・・・・

KAZ   こらっ、それはやりすぎやろ!クルーザーってなんやねん。
バート  うるさい奴やなぁ、クルーザーの手で漕ぐやつや。
KAZ   服部緑地の手漕ぎボートやないか!しかもデッキってなんやねん。
バート  そやから、脚色やってw
KAZ   まぁええわ、好きにせえw

高原のターンパイク、つづら折れの山道をバイクで走る。彼女は僕にしがみつく。
彼女が怖くないように、アクセルは控えめに、頂上までゆっくり登ってく。
二人してはるか下界を見下ろして、まるで世界が祝福してくれたかのよう・・・

-R14-ニコッと規制がかかりましたw (-_-;)

彼女は、仕事で来ていました。
いつか来る日も分かっていた。
その日は、突然にやってきた。
それは思いも掛けない事だった。

彼女は僕に告げた。
「I became pregnant.」
何?辞書引いて・・・PでREときてGNUNT・・・・・・・
に・妊娠・・・・・した?

KAZ   えっ、うそぉ~まじで?
バート  おまえ、忘れたんか!
KAZ   いや、覚えてるよ。

医者に行ったの?一人で行ったの?
検査薬を使ったらしい・・・で、医者に行ったという事はわかった。
で、どうだったの?

3ヶ月だって。 three month old・・・・


(-_-;)オッォ~ 俺たち・・・付き合って・・・2ヶ月やん・・・・・

どうやら、アメリカの彼氏の子どもみたい・・・・・

彼女は飛行機に乗って帰りましたとさ。


KAZ   あの時は、おまえ落ち込んでたなぁ
バート  おぉ、突然やったしな・・・好きやったし・・・
KAZ   ちょっと複雑な気持ちやったな
バート  確かに・・・・なんというか、ホッとした事も事実や
KAZ   おまえ・・・最悪やなw
バート  おまえが言うなw

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2011/11/28 23:35
Misaさん、ありがとう

あの頃はちょっと無謀でしたねw
若さゆえの強さと弱さが今なら判ります。
好きだという事が何よりも大事で他は考えてなかったな。

じゃあ、今はどうなのだろうw
確かに、女性の怖さとか恐ろしさとかw思い知らされたり(-_-;)もしました。
そして良い関係を築いていく事の難しさとか判るとちょっと躊躇う事もあります。

同じ人間なのだけれども、違う生き物と考えた方がうまくいくw
人間って不思議なもんですねw
アバター
2011/11/25 21:19

前半のコミカルなお話から、後半のしょんぼりなお話まで
なかなか甘酸っぱいお話ですね。
あぁ、青春だなぁ…みたいな(笑)嫌いじゃないです、こういうの。



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