大絶滅
- カテゴリ:日記
- 2011/11/26 18:53:20
ペルム紀大絶滅、わずか20万年で
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20111124002&n_gadget=0000
「大絶滅」と言うと、多くの人が「恐竜の絶滅」を連想するかと想います。
が、「大絶滅」は、これまでに少なくとも5回、起きていると言われています。
年代の古い順に並べると
1.オルビドス紀末(約4億8830万年前)の大量絶滅 :絶滅率:85%
2.デボン紀後期(約3億5920万年前)の大量絶滅 :絶滅率:82%
3.ペルム紀末(約2億5100万年前)の大量絶滅 :絶滅率:96%
4.三畳紀末(約1億9960万年前)の大量絶滅 :絶滅率:76%
5.白亜紀末(6550万年前)の大量絶滅 :絶滅率:76%
となります。
(朝日ビジュアルシリーズ 月刊化石コレクション No.01 より)
一番最後のものが「恐竜の絶滅」です。
「絶滅率」という数字がどうやって計算されたのかは分かりませんが、
この数字を信用するなら、「恐竜の絶滅」は、他の絶滅と比べると、
まだ可愛い方というのが分かります。
冒頭に紹介した「ペルム紀大絶滅」というのは、上の3の事。
ほとんど全滅するほどの絶滅は、これまでに考えられていた以上に
短い期間で(それでも20万年ですが)起きたのでは、という研究結果
が発表されたそうです。
(ただし、いまのところ、原因については諸説紛々)
リミットを超えると、一気に絶滅が進む、というのが不気味です。
それにしても96%の絶滅でも、生き残った生命はいるのですね。
”生物のしぶとさ”に驚きます。
アニメや特撮ヒーローもので、ときどき
「生きとし生けるもの、すべてを根絶やしにする」
という悪役が出てくることがありますが、
とんでもなく難しい事
なのですね。
クマムシはレンジでチンしても死なないそうです。
そう考えると、地球を破壊しても、生きているヤツとかいそうですね。
思わず悪役の方を応援したくなってしまいます。
月面に2年間、放置された月面車に付着していた細菌はピンピンしていたそうですから、ウィルスまで含めたら、生命を根絶やしにするのは、ほぼムリですね。
極地の氷の中?
地下の岩盤?
地下水脈とか深海?
地球破壊しても、ウィルスレベルのものは、生き残りそうです・・。