5000年前の男、再び
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/12/03 22:52:43
ナショナルジオグラフィック
2011年 11月号
ナショナルジオグラフィックの日本版は11月号が創刊200号の記念の号。
定義購読を始めたのは1999年3月号からなので、気が付けば、もう11年
も読んでいる。
自分の中での定期購読の最長記録(時には仕事が忙しく、読まずに
貯めてしまうこともあったが)
さすがに置き場所がないので、年末などのタイミングで少しずつ古本屋に
持っていったが、未だに残しておけばよかったと、少し悔やむ事がある。
バックナンバーを収録したDVD等があれば(値段によっては)買ってもいい、
と思っているのだが、なぜかそういった商品はない。
(正確には、そういった商品はあったのだが、作っている会社がつぶれてしまった)
閑話休題。
特集は「アイスマンを解凍せよ」
”アイスマン”というのは、1991年にイタリアとオーストリアの国境にある
エッツタール・アルプスという山の標高3200メートル地点で発見された
男性のミイラ。
当初、過去の遭難者かと思われたが、詳細に調べた所、死亡推定時刻
は5000年前。(愛称”エッツィ”)
これが50000年前だったら、「星を継ぐもの」(ジェイムズ・P・ホーガン)の
ような話になったかもしれないが、5000年前は新石器時代なので、
おかしな所はない。
「5000年前の男―解明された凍結ミイラの謎」(コンラート シュピンドラー
(文春文庫))を何度も読んだので「アイスマン(エッツィ)」の記事は興味
深かった。
「アイスマン(エッツィ)」は基本的には発見された時と同じ状態で保つため、
凍らせた状態で保管されている。
今回、研究のために一時的に「解凍」し、解剖を行った。
その結果、「アイスマン(エッツィ)」の死の直前の様子がより詳細に判明したし、
DNAの検査も行われ、どの地域の人と関係が近いか等が調べられた。
以前、本を読んだ時は写真は少なく、イラストしかなかったので、今回の
記事の写真は思わず見入ってしまった。
「5000年前の男―解明された凍結ミイラの謎」をもう一度、読み返してみたい。
刺青の話は「5000年前の男」であったような・・・。
なにぶん、何年も前に読んだものなので、あやふやです。
やっぱり、もう一度、読んでみたくなりました。
そのマーキング箇所が、東洋医学で言う所の、”ツボ、経穴”と一致し、
その経穴は、腰痛等の治療に使われる経穴で、
将に、あのアイスマンは、腰椎の炎症を患っていたとか・・。
これを元に、鍼灸の術は起源が中国ではなく、ヨーロッパであり、
石器時代から行われていたのだと、主張する歴史家が出て来たとのこと。
どこまで、信頼できる話でしょうかね?