中国、米国と同盟国の対潜水艦網を警戒
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- 2011/12/04 19:49:06
2011年11月29日、軍事コラムニストの馬鼎盛(マー・ディンション)氏は「米国と同盟国がアジア太平洋で中国の潜水艦を封じ込める、米の浅海ソナーはさらに強力に」と題した記事を中国のブログサイト・鳳凰博報に掲載した。以下はその概要。
米国や同盟諸国が「中国脅威論」を口実に、第一列島線付近の対潜網を強化している。英ソナーメーカーのULEは、中国の海洋拡張が米国と同盟国の対潜軍備強化を促したと明かした。世界的に軍事費が削減される中、ソナー市場は好調で、豪州、シンガポール、マレーシア、フィリピンは対潜軍備を強化している。米国が開発するアジア太平洋の浅海地域対応ソナーは、騒音の複雑なマラッカ海峡、ベトナムとフィリピンが石油、天然ガスを盗掘し、メタンハイドレートを開発する南シナ海でも中国の潜水艦を探知する。南シナ海周辺国が中国の潜水艦を恐れなくなれば、米国のアジア回帰戦略が足掛かりを得ることになる。
英国IHSジェーンズは、日韓も対潜軍備を強化していると分析する。日本では来年、国産の対潜哨戒機P-1が就役し、今後は潜水艦22隻が米国の技術を得て、中国人民解放軍の潜水艦の動向を探知するようになる。10年以内にアジア太平洋諸国は哨戒機と海上ヘリを各100機前後調達する予定で、大部分にソナーが搭載される。マレーシアとベトナムも新型潜水艦を発注し、インドネシアは韓国に総額11億ドルに上るミサイル護衛艦3隻の購入を打診中である。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111204-00000001-rcdc-cn