フジ子・ヘミングのカンパネラ
- カテゴリ:日記
- 2011/12/05 19:55:08
ぼくは、リストはあまり得意ではないです。
でも、NHKのフジ子・ヘミングさんの番組で、この演奏はいいです。
飾らない、カッコつけないように思えます。
技巧的なところを感じさせない、美しい演奏だと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=xNzzF0M5hB0
補足、
フジ子・ヘミングさんについてのブログでの書き込みで、少しぼくと違う書き込みがありましたので、ぼくなりの思いを書きたいです。
それは、一流ではないという意見ですね。
なんだか、悲しいですね。
ぼくにとっては、感動を与えてくださる演奏家が、ぼくにとって大好きな音楽家ですので、このような批評は、意味がないと思えてなりませんね。
確かに、技巧、正確さをいうならもっと若手の音楽家がうまいに決まってるでしょう。極端なことかも知れませんが、音大生の方が正確かも知れませんね。
そういう批判をする人には、ケンプの弾く月光で、涙を流すことは無いのでしょう。
そうそう、知り合いのピアニストとコンサートに行ったときのことも思い出しますね。
どこそこをごまかしているとか、そんなことが気になるらしい。
そのごまかし方が勉強になるんだって。
なんつうか、そんな聴き方って、むなしい。
そんな相手を批判することしか出来ない人は、自分こそ何も出来ないで
一生を終えるんでしょうね。気の毒な人です。
クラッシックや、フジ子さんのことは良く理解できないのですが JAZZに例えるなら
ウェス・モンゴメリーが真っ先に頭に浮かびます。
ご存知と思いますが、JAZZギタリストの頂点に立つ人物ですが、彼の特徴は
オクターヴ奏法と、親指一本で弦を弾く独特のスタイルです。
そこから生まれる、ウォームなサウンドは、他のギタスストと一線を描きます。
たしかにバークレー音楽院を主席で卒業されて素晴らしい演奏をするギタリストも
多数お見えになるでしょうが、親指一本で弦を弾くなんてことを、音大で教えるはずもないですよねwww
(普通の人では、出来ないでしょう)
何をして一流とするのでしょうか?その方の感性を疑います・・・
「わたしは国籍も祖国もない」とおっしゃるふじ子氏、彼女の過酷な
までの運命を乗り越えた上での響きで、心に語りかけ染入る音は何度
聞いても素的ですし振るいたたせるものが有ります。
人を感動させる魅力有る、真似の出来ない稀有の演奏家だと思います。
弾くほうの意見としては・・・・・
お客さんがいい音楽だなぁ・・と思ってくれたら、もうそれで大満足です。
それが目的でこっちは弾いてるので♪
ということなので、フジコさんの演奏好きな人は好きだから聞く、駄目だと思う人は聞かない、でいいと思います。
だから上手いだけの演奏はダメ。
フジコヘミングの演奏は(いや、彼女自身も)見事な物語を持ってるんだよね。
フルトヴェングラーもね。
だから、フルトヴェングラーの演奏は音が悪くても雑音がひどくても聴きとおせます。
キレイなだけの演奏は退屈して聴きとおせないですね。
わたしもYUさんに賛成。
楽しむ、感じることが、大切だと思います。
理論や技巧も大切なのかもしれないけど、
それだけでは感動できないと思います。
ただ、奏でるメロディーに耳を傾けるだけです^^
プロ・アマ問わず、同じ道を歩んでる方は技術云々など
そちらの方に気がいってしまうのでしょうか。
リラックスして音楽を楽しめないとしたら、気の毒だなと
思った次第です^^;
今日、お誕生日なんですね、フジ子・ヘミングさんの。
聴きに行ってきました。
とても素敵な優しい音色ですね。
音楽は音を楽しむもの、評価する必要なんてないですよね。
あ…大好きなフジコさんの演奏なんだぁ…と聞きに行ってきました。
なんか、目のあたりが、ジワーんとしたまま、コメント。
ふむぅ…
一流じゃないですか…
単なる好き嫌いの気がするなぁ
人に何かを伝える時、一言一句間違えずに言葉を正確に話すことで、伝えようとする人と、
心の中の衝動を伝えたくて、言葉を正確に言うよりも、その衝動をなんとか伝えようとする人と。
どっちもありじゃん…って思います。
単なる好き嫌いが、良い悪いの話になっちゃうって、空しいなぁって思います。
巻き込まれずにいましょ。(^^)