ハーマン・ケイン氏が大統領選指名争いから撤退
- カテゴリ:家庭
- 2011/12/06 00:40:10
私が3月からずっと応援してきたアメリカ大統領選の超大穴候補、
ハーマン・ケイン氏が選挙選から撤退するようです。
アメリカの報道ではsuspend(する)という表現を使っており、素直に訳せば止めるのではなくて「中断」するということです。ただ来年早々に予備選が始まるので、この時期の中断は撤退と考えていいのでしょう。
残念。
「誰も本気にしていない」と言われる泡沫候補から一気にブレイクし、9月のフロリダ予備選でトップに立ち突然台風の目として注目されます。大統領の座がほんのわずかとはいえ視野に入るところまで見せ場を作ったのですが・・・
有名になると同時にふって湧いたように出てきたセクハラ疑惑と不倫疑惑が重荷になります。そして「家族と話し合ったうえで今後の身のふりを考える」とた発表したのが先週末。
奥さんのグロリアさんや子供(といってももう結婚して孫もいます)と話し合って決めたのでしょう。選挙選を中断すると発表しました。
ここまで選挙戦を闘ってきたケイン氏に敬意を表します。
撤退理由と言われているセクハラ疑惑と不倫疑惑ですが、私はそうは思ってません。大統領選ではおなじみのネガティブキャンペーンなのでしょう。セクハラしていたにしても10月になって一気に4人も現れるのは不自然ですw
あと、アメリカのマスコミが日本と同レベルの劇場型っぽくなっていたのはちょっと残念でした。毎日のようにケイン氏の被害者や自称愛人のニュースが政治記事トップでした。ここ1ヶ月ほどは政策論争についての記事は目立ちませんでした。
(見ていたのはロイターとCNNの見出しだけとはいえ、ここ1ヶ月はほぼ毎日ケイン氏に関するネガティブな記事が出ていました。)
あくまで推測ですが、撤退の理由には資金難も大きかったと思います。もともと泡沫候補だったケイン氏の選挙資金は他候補と比べケタ違いに少ないと言われていました。今後共和党の有力候補や、豊富な選挙資金を持つオバマ氏に対抗するのは苦しかったでしょう。
資金も尽きそうだし、セクハラ不倫疑惑払拭は面倒だし、政策のアラも目立ち始めたし、家族も傷つくし、このへんが潮時だろうと考えたのかもしれません。
最後に、ケイン氏の名言をもう一度。
大統領になるというSuccessは果たせませんでしたが、家族とのHappinessを選んだケイン氏の今後はきっと明るいことでしょう。
Success is not the key to happiness.
Happiness is the key to success.
If you love what you are doing, you will be successful.
やっぱり資金難のほうが堪えたのでは…
飛行機の中でみた映画が、大統領選もので
ものすごいネガティブキャンペーンをするんだなと
その時に知ったのです
日本人にはすこし理解しにくいですよね
(似たようなものかもしれませんがw)
セクハラ疑惑を吹き飛ばせるほどの資金があれば続けられたのでしょうけれど
勇気ある撤退だったのでしょうね
活動資金かかるよね~(´・д・`)
寄付とパーティー券で稼ぐのかしら(??д?)