12月自作/クリスマス 「クリスマスツリー」
- カテゴリ:自作小説
- 2011/12/06 14:28:18
あたりが暗くなるのが早くなってきた。日中ごそごそ活動していた僕たち
も、次第に暗くなるのに比例して、無口になり、やがてうつらうつらと
眠りに入る。
いつもなら、夢を見始めるころ、ドタバタと音がして
「ごめんね~」
という飼い主の声とともにあたりがパッと明るくなって、僕たちは寝ぼけながら
も飼い主に
「ぴよっ」
っとお帰りのあいさつをするのだ。
ところが、その日は。
何の前触れもなくいきなり部屋の中の未確認物体がパッと派手に光出した
ので、うつらうつらしていた僕は驚いて止まり木から転げ落ちた。
他の仲間も驚きすぎて、硬直している。その光の点滅は、僕たちの視野には
光の洪水のようになだれこんできた。僕たちいんこは、人間に見えない光も
見えちゃうのだ。だから、人間がキラキラとまぶしく点滅するのを
「綺麗だな」
と思いながら見ている一方で、僕たちは、溢れる光に恐怖さえ覚えることも
あるのだ。
とはいえ、適応力もそれなりにあるのが、僕たちだ。ああ、と思い出す。
昼間見た未確認物体は、これで3年目の登場だ。たいまーつきくりすます
つりーなんだよと、飼い主は僕たちに説明した、あれだ。
「あー、あの変なあれだよ」
「また、この時期きちゃったんだな」
「心臓に悪いけど、飼い主の趣味だしね」
僕たちにはすこぶる不評なのを飼い主は知らない。
ぶつくさ言いながら、やがて目を閉じて光の洪水をシャットアウトすると
うつらうつらしながら、いつものように飼い主がドタバタ入ってくるまで
また夢の中で遊んでいよう。。。
鳥って飼ったことないけど(なにしろ猫を多頭飼いしてるので・・・)
かわいいでしょうね^^
「飼い主の趣味」と理解してくれるあたり、なかなか飼い主思いです^^
鳥には、人に見えない光が見えるのは知りませんでした。
意味のわからない光の洪水と言うのは確かに恐怖かも。
鳥のこと、全然わからないんですが、ぼうぼうさんの作品で生き生きと描かれているので、親近感がわきます(*^^*)
止まり木から転げ落ちるくらいの驚きっぷりの良さにオウムさんも役者やのうと思いました。
なんだかめちゃめちゃかわいい^^
「ぴよっ」っておかえりしてくれるのね^^♪
いんこさん、
ぶいぶい言いながらも、ちゃーんと共存しているんだね^^
文章を書く時、いんこ目線になって、書きながら愕然となることがあります
(たまに、ですよ←強調^^;;;)
>るうさん
るうさんもいんこ飼ってたんですね^^v
いんこの好奇心と執着心は、人間のそれをはるかに超えてる気がしますw
今、好奇心と執着心の塊の権化のような中雛と格闘中です(^^;
>スイーツマンさん
オカメはパニックの連鎖起こすので、留守中心配になることも
あります。一羽だと我慢できることが複数で連鎖反応起こします
ので、複数飼いの頭の痛いところです←といいながら新入り迎えてニヤニヤ
しているですw
>トシraudさん
本格的にいんこと関わるようになったのは、社会人になってからだったり
します(^^;。
おうむたんはキャラ立ちしないと影うすれるのでw,本鳥は必死に毒舌
まくしたててるとのことですw
インコ視線=第三者視線なので、文章が突き放した印象になるのかも
しれません(あんまり意識してなかったが本音ですwww)
個体によってはパニックになる子もいますよね
新しい事とか見慣れぬものがあるとじーとみてたなあ
インコは好奇心も強いですよね、きっとうちのインコも
こんな事思っていたのかも^^
インコちゃんはやれやれʅ( ‾⊖◝)ʃって思ってるのね。w
インコ目線て新鮮~。