中国船、また通報海域外で活動
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- 2011/12/06 21:47:01
6日午前10時10分ごろ、沖縄県・久米島の北北東約102キロの日本の排他的経済水域(EEZ)で、中国の海洋調査船「科学1号」が船尾からロープとワイヤのようなものを垂らしながら漂泊しているのを、警戒中の海上保安庁の航空機が確認した。
中国側から事前通報があった海域から南東に約13キロ離れていたため、海保の航空機は無線で警告したが、調査船は「事前通報海域内だ」と応答。3時間半ほど漂泊を続けた後、ロープなどを引き揚げて移動し、午後4時40分ごろ事前通報海域内に入った。
第11管区海上保安本部(那覇市)によると、中国の海洋調査船が沖縄近海で事前通報なしで活動したり、通報海域外で調査したりするのは、今年度7回目。
http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201112060103.html
625C型海洋総合調査船は基準排水量3320.39t、全長104.21m、全幅13.74m、
喫水5.6m、機関ESDZディーゼル2基2軸、速力20.8ノット乗員:101名の海洋調査船です。
上海滬東造船廠で建造。南調411/412の準同型船で1番船「科学1号」は1981年1月19日進水、
1987年就役、2番船「実践3号」は1989年就役。
沿岸航路用客船をベースに開発され、「科学1号」は中国科学院海洋研究所、「実践3号」
は中国科学院南海海洋研究所の海洋科学総合調査船として運用中との事です。