読書感想文2
- カテゴリ:小説/詩
- 2009/05/27 21:59:52
『クライマーズ・ハイ』を読みました。
<日航ジャンボ機墜落>
現実にも起ったこの大事件。
物語の中でこの事件が起ってから、ラストまでずっと引き込まれました。
文章から登場人物全員の気迫がビシバシと伝わってきます。
とても骨太で、読みごたえ抜群な小説でした。
ふと解説を読むと
作者の横山秀夫さんはこの事件当時、地元群馬の新聞記者であったとか。
そりゃ臨場感溢れるに決まってますよ。
この作品はTVドラマや映画になりましたね。
私は両方とも見てはいませんが
この小説の雰囲気・緊張感・人物の心情を映像に表すのは難しいのではと思いました。
この前映画がTV放送されていたので、ほんの少しだけ見てみました。
けれど小説を読んでいる中で自分のイメージが出来てしまっていたから
違和感しか感じませんでした(^^;)
小説もきっと数%しか表現できていないのでしょうね…。
「日本でこんな大惨事が起こるなんて」 と 思った記憶がありますね
この事故の映像を見てから、飛行機が怖くなりましたよ!
TVドラマや映画では、数%しか表現できないでしょうね たぶん。
横山秀夫さんの作品は他にも2、3作品読んでいますが
私はこれが一番の傑作ではないかと思っています。
機会があれば手にとってみて下さいませ。
話題になりましたね。
機長がイカれたんじゃないかとか
かなり時間がたったあとに、一人の少女が
救助されたとか。
事故が起きたときは行方不明あつかいされた
こととか。
小説の感想は、とても参考になります。
『沈まぬ太陽』という小説は知りませんでした。そのようなお話もあるのですか。
『クライマーズ・ハイ』は主人公が現場に行きませんから、そのお話とはほぼ180度印象が違いそうですね。
私も登場人物の言葉一つ一つに衝撃を覚えながら読み進めていました。
『沈まぬ太陽』もいつか必ず読んでみようと思います。
教えてくれてありがとうございました(^^)
実際にあった事件だけに小説で読んでいるとその様子が本当に目に浮かんできて鳥肌がとまりませんでしたね^^;
現在でもこれほどの大事件はあまりありませんから
当時の衝撃も相当のものだったのでしょうね。
坂本九さんの曲では「見上げてごらん夜の星を」を最近聞いたのが、印象に残っています。
最初、何のことかまったくわからず、帰ってテレビをつけたら……。
この事故で坂本九さんが亡くなったんですよね。
「上を向いて歩こう」とか「ジェンガ」とかよく聴いていたのですけど……。
「六・八・九トリオ」の六(永六輔)と八(中村八大)が、悲痛の表情を浮かべていたのが
今でも思い出されます。
私は事件当時、赤ん坊だったので事件は本当概要しか知りませんでした。
小説は事件そのものより、事件に向き合う新聞記者達がメインですね。
悲惨な事故でしたよね・・・。
ニュースの内容程度しか知らないので、小説には僕が知らなかったことがたくさん書かれているんだろうな。