ガバナンス不全症候群
- カテゴリ:日記
- 2011/12/15 23:16:55
今週の東洋経済特集は「ガバナンス不全症候群」。
九州電力、オリンパス、大王製紙、ゲオ、読売巨人軍など経営陣の絡んだ不祥事を起こした会社をとりあげていました。
(もっとも巨人のやつは単なる内輪もめですよね・・・法律にはなじまないと思ってます)
ちなみにガバナンスというのは、乱暴に言うと会社のエライ人たちのアクセルとブレーキをとりつけること。
ブレーキがしっかりしてないと会社のエラい人が会社を巻き込んで暴走してしまいます。
ガバナンス特集全般が非常に読み応えありましたが、
記事よりも上場会社のランキング資料が豊富で価値がありそうでした。
載っていたランキングはこちら。
役員報酬ランキング
・・・・まあこれはよく見ますね。1位は日産のカルロス・ゴーン氏で約10億円。
以下、50位くらいの方で2億円以上もらっていました。
社長在任期間ランキング
・・・これに一番ビックリしました。最長はニプロの佐野社長で、なんと57年。
以下社長在任50年以上の方が5人。ベスト50までしか載ってませんが50位の人でも34.2年。
一般には実質4年程度の任期で就任して、長ければあと一期、くらいが普通のサラリーマン社長かと。
おそらく会社と不可分な存在となっているであろう社長がこんなにいるのですね。
投資先の社長任期は今後気にしておきたいところです。
社外取締役・社外監査役の兼任社数
・・・いちばん多い方で7社。大企業のOB、大御所や大学教授が多数。
連続純益赤字会社
・・これもよく見かけるかな。最長は森電機の18期連続赤字。
監査法人を替えた回数の多い会社
・・・このリストは株に詳しい人なら苦笑ものです。怪しい会社だらけ。
ガバナンス重視派の私には貴重な資料でした。
ただ、社長在任期間が長いから弊害が気になる悪い会社だ、的な短絡的な見方はしてません。優良会社と言えるサンリオや日本電産も同じリストに入っています。
大事なのは、長期政権の弊害が現れていないか?組織が硬直化していないか?そして後継者は育っているか?など形式から判断できそうな実体に気を配るべきだ、ということと理解しています。
監査法人を替えるって、かなりやばくないですか?
監査法人を替えた回数の多い会社が一番みてみたいw
そして、組織が存続していくためにも…。
確かに上役が代わらないって言うのは、流れが悪くなって色々滞りそうですね~
面白い内容だったんですね
まだ残ってるかなー
明日書店に行ってきまーす ε=ε=ε=ε=ε=ε=┏(*´∀`)┛
外国でもあるんだろうけど
どうしても日本の企業をイメージしちゃいます(^。^;)
会社組織のトップが当たり前に持つ意識
従業員達の生活を守る
それが欠如し過ぎ。。
何なんでしょうね。あのアホさ加減。。