「いとしいあの子」
- カテゴリ:小説/詩
- 2009/05/28 18:37:34
ゲコゲコゲコ クァックァックァッ
あめの季節の到来です
カァーカァー からすもお宿へ帰っていきます
夕闇のせまる田舎道
ぼくのねんねはどこだろう?
かわいいねんね いとしいねんね
迷子になってやしないだろうか
ちゃんと ぼくのもとへ帰っておいで
なんだったら むかえにいくから
ちゃんと ぼくを想い出してね
ゲコゲコゲコ クァックァックァッ
あめがいまにも降りだしそう
ねぇ からすさん ぼくのねんねをみなかった?
からすは 素知らぬ顔して家路を急ぐ
いとしいねんね かわいいねんね
傘もって 待ってるね
いまごろどこかで寄り道をしてるのかもしれない
ケータイなんて もっていない
ねんねはとてもいやがるから
自由でいたいと いやがるから
ゲコゲコゲコ クァックァックァッ
とうとう あめが降ってきちゃった
ねんねは まだ帰らない
かえるの合唱 大合唱
うれしくて しょうがないみたい
ねぇかえるさん ぼくのねんねをつれてきて
ゲコゲコゲコ クァックァックァッ
どしゃぶりのなか いとしいねんね
雨にぬれて あそんでる
しょうがないな ぼくは大きなバスタオルをひろげ
あついコーヒー たっぷりのミルクとシュガー



























