蒲生邸事件
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/12/18 11:59:15
お友達からお薦めしていただいた本です。
やはり読書好きの方のお薦め本は面白いです!
宮部さんの本は初めて読んだのですが、凄く読みやすかったです。
見たこともない蒲生邸が頭の中で再現されて、自然と登場人物が頭の中で動いているんです。
これは宮部さんの表現力の賜物だと思います。
人気の理由が少しだけ分かった気がします^^
テーマは歴史ですね。
歴史の勉強をしていくと、あの時、ああしていれば、という気持ちになります。
事実、もしタイムスリップできたのなら、やり直せたんじゃないかなという思いを抱いてました。
それをこの本では、歴史的な事実は変えられても、歴史そのものは変わらない、と述べています。
あぁ、確かにその通りだな、と思いました。
歴史を後から見て批判を加えるというのは卑怯な行為だ、という台詞が印象的でした。
その日、その時を生き抜いてきた人たちが築き上げてきたものを否定する行為は、冒涜以外のなにものでもないんだろうな、と思いました。
だからこそ「今を生きること」が大切なんだと、そう気付かせてくれる本でした。
それでも、細部の変更が効いて、蒲生邸の人々が激動の時代を生き抜いたことを想像すると、ほろりときてしまいますね。
素敵な本に出会えて良かったです。
次はどんな本と出会えるのかな*
ただ交通費が半端なさそうですw
本当に多岐に渡るジャンルのお話を書かれているんですね…!
凄い才能ですね><
図書館に行って、色々な本を読んでみたいと思います♪
『蒲生邸事件』のようにSFとミステリーを併せ持つ作品もあれば
『魔術はささやく』『龍は眠る』といった超能力を取り扱ったミステリー、
『火車』『理由』『模倣犯』などの社会派ミステリー、
時代小説やファンタジー小説など本当に幅広く活躍されています。
にがなさんの好きなジャンルの作品があれば
ぜひその辺りから読み進めてみてください^^
感情移入できるのは感受性が強い証ですよ!
お別れの辺りは、本当に切ないですよね…。
タイムトラベラーのやるせなさを感じて、ラストは本当にじんわり来ました><
キャラクターがしっかり立っているからなんですね、納得です!
1冊しか読んでないですが、宮部さんの人気の理由を垣間見たように思います♪
宮部さんは色々な作品を生み出しているので、何を読もうか迷ってしまいます^^
本屋でぶらりと探してみます*
私なんて感情移入して読んでるだけなので、
最後のお別れの所らへんから号泣で・・・
タイムトラベラーの悲しみとか切なさとか、最後は生きる場所を見つけてよかったとか
そんな程度の感想で恥ずかしい限りです^^;
でもね、宮部さんの作品てキャラクターがしっかりできていて、映像としてとらえることができるんですよね。
だから読みやすくて面白くて好きなんです。
他にもいい小説がたくさんあります。読んでみてね^^
やはり歴史を少しでも齧るとそういう思いを抱いてしまいますよね。
今を生きているからこそ、過去を悔やんでしまうのかもしれませんが;
全く仰るとおりだと思います。
今に生かせるように、日々、後悔のないように生きていきたいものです。
歴史小説を読んだりしていると
もしこうしていたらどんな歴史に
なっていたんだろうと思うこと、よくあります。
でも当時を生きていた人たちが
精一杯考え抜いて出した答えが今の歴史なんですよね。
歴史を学んで今に生かすことが今の私達にできることなんだと思います。