原子力発電所について
- カテゴリ：日記
- 2011/12/21 17:53:52
久しぶりに、原発について書いてみます。
山口県上関町の町長選で原発推進派が当選したこと・・・
原子力発電所は、それがそこにあること自体が危険なので、
自然災害にどれほど対応できるように作れるかによって
安全性を主張できるものではないし、
また、これほどの事故を起こしておきながら
再び原子力発電所を作ることを禁止しないというのは
どういうことなのだろうか。
現在稼動中の原子力発電所ですら停止させるほど
危険だというのに。
地震の対応においては、揺れの大きさ以外に、
地盤のずれにまで対応した設備を作らないといけないわけだし
テロリストの暴挙にも備えなくてはならない。
当然、内部の職員から、あらゆる関連の人までその可能性はあるわけだし
何らかの方法で、コンピュータをハッキングしたり、
物理的な手段で、電気系統を破壊したりと、
その専門的な知識をもった集団によるテロが起これば、
どれほど災害に強い原発を作ろうと事故は起こりえる。
つまり、原発を作るなら、必ず事故は起こるという前提で
作らなくてはいけない。
そうすると、人の居ない場所に設置する以外に設置できる場所は
ないと考えるのが妥当。
福島の原子力発電所の影響は、県外まで及んでいるので、
半径数百キロという広い範囲で人の居ない場所を見つけることになり
おそらくは日本では、そういう場所はないと思う。
今回の山口県上関町に原発を作るとすれば
山口県全域はもちろんのこと、福岡県、大分県、愛媛県、広島県、
それぞれの同意が必要になると考える。
現実問題として、福島の原発でこれだけの被害を出し、
同じ事故がまた起こることを前提に施設を作るなんて、
正気の沙汰とは思えない。
法律を変えないと、おそらくはダメなのだと思う。
「原子力発電所は、事故を起こしても一般市民に迷惑をかけない
所にしか設置してはいけない。」
たった、これだけのことでいい。
しかし、これほど当たり前な条件もないと私は思うのだけれど
一部地域の利益のために危ない物を使おうとする思想そのものが
病んでいるんだと思います。
そんなものに頼らないと町の運営が立ちゆかないようなら
町村合併でもなんでもやって、きちんと町民の生活を
守る行政運営に移行するべきだし、
それすらやれないような無能な町行政集団なら、
国から経営者を派遣してもらって、
行政を統括してもらうしかないと思います。
新しい原発設置でなく、代わるエネルギーを開発し、
いずれは全原発を廃止するのが理想なんでしょうけど…
そこに山口県に原子炉とは・・・
くらもとさんの言うように法律を変える必要はあると思います
政治家はどう考えているのか・・・
これから日本がどうなるのかとても心配です。