あの日から⑰~避難区域はパラダイス?
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- 2011/12/25 23:49:51
前回は暗黒オーラ丸出しで申し訳ない、これでも抑えた
つもりなのですが、気分を害されたら平にご容赦。
このシリーズでの13回目でご紹介した。
「田舎暮らし」のコミュニティーの方々とご一緒する機会が
ありました。
都会に暮らし、都会の便利で住みやすい生活を捨て、
引退後に田畑や狩りなどをして生活をしたい。という
スローライフを夢見てこの田村市に移住してきた方々です。
この方々、大人の遊びを心得ているなかなかのツワモノです。
8月のある日、このメンバーのうちのある方が、お義父さんの
ところへある相談にやってきました。
「請戸川(双葉町に河口を持つ川)の渓谷に梁(やな)張ったら
鮭取れるかな」てなことを相談しに来たのでした。
津波でめちゃめちゃになろうと、放射能が降り注いでいようと、
毎年行われる自然のサイクルは当然変わらない。
しかし、漁港も漁協も壊滅。誰も捕らないなら、自分が取ろう
という相談です。
「心が少年」のお義父さんはすごい乗り気でした…が、その頃は
既に20Km圏は立ち入り禁止であったので未遂です。
どうするのか聞いてみると、
「もちろん、食うんだよ。東京の息子や孫にはやらないけどね。
こういうことがしたくてきたんだよ、やらない手はないじゃない!」
「それに食べて影響が出るのは、20年後くらいだろ。その時は
寿命でおっ死んでるよ。」
見事な論理展開で言い返す言葉もないし、我々が大騒ぎしてる
のさえ馬鹿らしくなってくる。
考えてみれば、5~60歳くらいの年齢なら影響が出るのは
70・80歳。平均寿命付近で、原発の影響よりもその他の死因
が考えられる年回りだ。
子供や若者は兎も角として、老後の田舎暮らしをお考えなら、
今後一部開放される、20Km圏内は非常におすすめだ。
なにせ、空き物件が選りどりみどりで不自由がなく、しかも
安い!(せざるおえない)
さらに県の方針として、
「福島県は今後20年間、がんの死亡率を他県より下げる」
宣言をしており、手厚い医療サポートが期待できるようだ。
120歳まで生きたい人ならお勧めはしないが、これからの
福島県は、本当の意味のパラダイスかもしれない。
遠くの方で、「大騒ぎするのは云々」とか言ってる方々にも
本気でおすすめ出来ます。
東電の重役の方々も、老後はこちらに来たらどうでしょうか?
格安で充実の保証。何より安全アピールになるというもの。
そう言う意味で、最高のセカンドライフなのだ。
おとなの遊びというものは、かくあるべきと思います。
自分の主張はしっかりし、取り分以外は楽しまない。
彼らを見ていると、痛快で楽しくなってくる。
そういうのを心得ている人が、幸せに一番近い人なんだと思います。
福島県人でしたね、いろいろなことがあり
それを抗議するのは当然であり権利だけど、
こんな世の中でも恨んではいけないよ。
それは自分を不幸にするからね。
福島県は残念ながら発生率を止めることはできないでしょう。
そのおかげで、健康に留意する機会が増えたのも事実です。
福島県の医療宣言は半ば「意地」ではないかと…
そういうことも含めて人々が熱く活動できる良い機会かもしれないです。
冬の寒さが厳しいのを除けば快適でしょう。
ここらへんは、軽井沢と年間の気象条件が似ているので、
バブル期はリゾート開発もしたことがあります。
ご一考頂ければ幸いです。
年賀状に費やしてしまい…。
物事は一方から見てはいけない例であると思います。
確かに、津波・原発は人を不幸にしたかもしれませんが、
既存のシステム・管理体制・価値観・物理的な設備もひっくるめて
壊していきました。
それは、これからもう一度良いものを作れるチャンスと考えれば、
今後、私たちの行動の指針ともなりうるのです。
様々な考え方あるんですよね。
現状での、最善の方法なんでしょうかね。
福島県の万全の医療サポート宣言、素晴らしいと思います。
その宣言も、冷静に現状を把握した上でされてるんですね。
一人で生きるには、こっちが物価が高すぎる^^;
放射能の影響が出るころには、寿命だしね^^