メガ王女「ねえ、あのおバカのところにみんな送っちゃたの？」
みなわ　「そうよ」
メガ王女「赤間道士も？」
みなわ　「もちろん、！赤間道士がいなかったら、あれだけのドラゴン誰が面倒見るのよ」
メガ王女「なんだかかわいそう」
王子　　「ねえ、僕たちはここに居てもいいんだよね」
みなわ　「行きたくないんでしょ？」
王子　　「うん」
みなわ　「ま、仕方ないよね。最後の最後に助けてくれたんだから」
王子　　「やった～！お姉さんよかったね！」
メガ王女「私たちだけここって、みんなに悪いかも」
みなわ　「じゃあ、送ろうか？」
メガ王女「だめだめ、私たちは行かないわ」
みなわ　「みんな大事にしてもらってるみたいよ。昨日メールが来て、最初は大きさに驚いたみたいだけど、幸運の女神が大群で来たって大喜びしてた」
王子　　「だから、おばかなんだよね」
メガ王女「部屋が狭くなるのにね」
みなわ　「大丈夫みたいよ。ああ見えてお金持ちで、部屋はたくさんあるんだって。そういえばあんたたちは天空の龍の部屋に住んでよね」
王子　　「やだ」
メガ王女「いやよ」
みなわ　「どうして？眺めもいいし、きれいなのに」
メガ王女「天空の龍の部屋に納戸はあるの？」
みなわ　「な、納戸って…無いわよ」
メガ王女「だったら、ここがいいわ～。狭くても散らかってても我慢する」
みなわ　「誰が散らかしたのよ！～！あんたたちが良くても、私がいやよ！」
メガ王女「だったら、もう少し増築してよ～」
みなわ　「やっぱり、あのおバカのところに送ろうか。みんなそれぞれ名前を付けてもらって、喜んでたし」
メガ王女「名前！」
王子　　「僕たちも名前がほしい！ねえ、お姉さん」
みなわ　「あんたたち名前…欲しいの～？」
メガ王女「うん」
王子　　「うん」
みなわ　「じゃあ、王女は…ポチ。王子は、チビ」
王子　　「やだ！」
メガ王女「いやよ！」
みなわ　「だったら、あのおバカのところに行く？」
王子　　「やだ！」
メガ王女「いやよ！」
みなわ　「じゃあ、ポチとチビね」
メガ王女＆王子「エー！！」
ということで、みなわはついに『ポチ』と、『チビ』という名前を誰かにつけることに成功した。
めでたしめでたし。