Nicotto Town



チビカモ性格診断

とりぱん 12巻
  とりのなん子  講談社


作者の身の回りの事をマンガにしたコミックエッセイ。
「身の丈ワイルドライフ」を標榜している。
とりのなん子ワールドは健在だが、合わない人には何が
面白いかわからないだろう。

今回、印象に残ったのはカルガモ親子のエピソード。

個人的に鳥に興味を持つようになったきっかけがカルガモ親子の
姿を見た事だったので、その話にはどうしても反応してしまう。

当初、ひたすら親の後をついて回っていたチビカモ達が2,3週間も
すると、親そっちのけで、あちこち駆け回るようになり、親がグワグワ
鳴きながらチビカモ達の後を追いかける、という光景を何度か目にした。

おそらく親はカルガモ語で「待ちなさい」と言っていたのだろう。

それでも比較的、親につきまとうチビカモや、すぐあさっての方向に
行こうとするチビカモなどがいた。
作品中でもチビカモ達の性格の違いはありそう、とチビカモ達を観察
するシーンがあり、当時の事を思い出した。

おそらく他の人でも似たような事を考えて、カルガモ親子を眺めるのだろう。


ところで、詳細は公開されていないが、作者は盛岡市在住。
11巻で大震災の日以降の事が描かれ、今回の12巻では、すっかり震災
に関する事は息を潜めたように見えるが、一箇所だけ触れている部分があった。

「春先(3/11以降)二ヶ月ほどの記憶が薄い」そうだ。
やはり、まだ影を落としている。
影が完全になくなる事はないだろうが、それがいい方向に昇華されて欲しいと思う。

アバター
2011/12/31 10:46
こちらこそ来年もよろしくお願いします。
アバター
2011/12/31 07:27
おはようございます 本年 お付き合いしてくださってありがとうございました。来年も仲良くしてくださいますようお願いします。
アバター
2011/12/30 11:28
別の本で読んだ知識ですが、精神科の世界では何ヶ月後とか
節目の日に押さえ込んでいた記憶がよみがえってしまう、という
症状が知られているそうです。

ただ、つらい経験を克服するための正常な反応の一つなので、
周囲の人や専門家のサポートがあれば、大丈夫な例が多い
らしいです。

今は、まだ「絆」とか「助け合い」とかが見直されているので
いいですが、これが冷めてほしくはないですね。

アバター
2011/12/30 00:49
ああいう事は、かなり時間経ってから、
ジワジワと蘇るものだから・・。
でも「頑張ろうニッポン!」ですから。




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