アニメ セロ弾きのゴーシュ
- カテゴリ:日記
- 2012/01/06 21:25:59
宮沢賢治の描き出す世界は、彼独特の不思議な世界だ。
日本の古い田舎と、欧州の古い田舎と、その両方が交じり合ったような不思議な世界。
妖精も妖怪も、いっしょにいても何も違和感がない世界。
懐かしいようでいて、どこか異質な世界。
明治維新のあと、開国して、欧米の近代文明が一気になだれこんだ文明開化。
その次代の息吹が感じられる。
懐かしいような、それでいて何かをうしなったような切ない世界。
アニメ「セロ弾きのゴーシュ」は、そんな世界を体感できる良質のアニメだったと思う。
1982年の、それも自主制作アニメだんだけど。
製作期間5年もかけた、じつに丁寧に作られた作品だった。
今、劇場公開されたとしても、ぜんぜん色褪せてない。
http://www.youtube.com/watch?v=eoCE6PTgPgI
できるなら、もう一度、大画面でみたい。
若くして逝ってしまった椋尾さんの、透明感のある背景をスクリーンでみたいなあ。
銀河鉄道の夜とか、そうですよねえ。
冬の夜空のイメージです。
Ryouちゃんさま
それはまた、貴重なプログラムパンフをおもちですなw
画質のよさも、今もてんかいっぴんでしょうね。
もう、二度とこんな豪華な質の高い作品にお目にかかれません。
沙羅さま
自主制作だから、とことんこだわれたんやろうねえ。
だからこその名作だと思うなあ。
私は有難いことに上映会で大画面で見れた。
すごい印象的やったなあ…。
nanako* さま
機会があればぜひご覧になってくださいね。
原作もアニメも名作です。
宮沢賢治さんの作品はとても素敵なものですね!
でも、商業的なものなら、中々5年なんて歳月をかけられないかぁ。
「セロ弾きのゴーシュ」が宮沢賢治の作品なのは知ってるけど、
ちゃんと全編を通して読んだ事がないような……?
この映画も一度見てみたい^^
その時に買ったパンフレットが、今でも有りますよ(^_^)。
当時は既にヲタクだったので「スタッフが超豪華!」とは思っていましたが、自主制作とは知らなんだ。
あらためて、今見たいアニメですね。
オレは宇宙を感じるw