Nicotto Town


ピーターパンとさようなら*


ノートの隅に僕がいた。


 


ノートに等間隔に並んだ君の書いた奇麗な文字を
指先でそっとなぞってみる

あの日に貸してくれたノート
結局返しそびれてしまったノート
真っ青な表紙に「すうがく」の文字

「またあした」
「ばいばい」

簡単な挨拶を交し合い
気楽に手を振り、
さようなら





どこにもいけない僕達は
どこにも行かない君とは違う





心にも無いこと、思わないでください





さて、問題です

僕のことを
「偽善者」と罵った君は
その偽物の優しい言葉に
いったい何回救われたでしょう?





守れない約束は、破るために存在する





貴方がもしも神様なら
 神様は存在しない、ということを証明してください

全知全能の神様ならば
一人の人間の疑問に答えるくらい、
簡単でしょう?





忘れたくないから
忘れない






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