紅に染まる秋の壱ページ。
- カテゴリ:自作小説
- 2012/01/16 19:14:45
秋。
紅葉が山々を彩り、街には銀杏の葉が舞い踊る。
私は今日も窓から外を見ていた。
微かに冬の匂いを孕んだ、肌寒い風を頬に感じながら。
山吹色の髪には、紅い点が飛び散っていた。
緋色の瞳に映るのは、色の無いモノクロの町並み。
こうしていると意識が遠くへ飛んでいく。
幼い頃の記憶の中に。
私は中央広場に立っていた。
一人、誰も居ないそのど真ん中に立ち尽くしていた。
足元に転がる、真っ赤な大輪の花。
試しに軽く蹴ってみると、ごろ、と不自然にそれは横を向いた。
誰がこんなことをしたのか。
鮮やかな山吹色の長い髪が、蹴った足に纏わり付いた。
緋色の瞳は光を失い、宙を向いて。
そして私は四天王になった。
ありがとうお姉様。
さようならお姉様。
私のための踏み台になってくれて。
私の視界から消えてくれて。
天国ってあるのかな。
天国に行ったら元気に暮らしてね。
真紅の羽根が舞い踊る。
視界を紅く染めていく。
真紅の血が広がっていく。
中央広場を紅く染めていく。
私は。
紅が嫌い。
どうしてお姉様とさようならしたのか、いまいち覚えていない。
別に憎んでなど居なかった。
…そう、ただ少し、羨ましかっただけだ。
両親にちやほやされるお姉様が。
だから振り向いてほしかった。
でも両親は私に振り返ると、おめでとうと言って手を叩いてくれた。
あれ、おかしいな。
意味が解らなかった。
気づいたら、私は四天王になっていた。
気づいたら、両親は歳の所為で死んでいた。
隣には、優秀な僕たちが。
眼下には愛すべき秋ノ区の住民たちが。
あれ、おかしいな。
私の望んだ未来はこれじゃない。
__お姉様にさようならして、お父様とお母様に愛してもらうんじゃなかったの。
それから私は一人で居ることにした。
隣に誰かが居ると、お姉様に見えるような気がして。
お姉様。
お姉様は私を憎んでいるの。
私は、紅が嫌い。
だから自分の名前も嫌い。
くれ。
紅。
何がしたかったんだか、解らなかった。
ただしてしまったあとに、取り返しの付かないことなんだと気づいた。
罪。
罪を犯した私を、誰も責めてくれない。
死んでお姉様が許してくださるなら、私は死のう。
でも自分で死ぬのは嫌。
だから戦争の中で死のう。
この身を秋ノ区の住民に捧げ。
この手で秋ノ区を紅く染めよう。
だから私は引っ張っていく。
実にクダラナイ。
お姉さまの好きそうな茶番。
でも戦争が加速していくと、勝ちたいと思うようになった。
ごめんなさいお姉様。
勝ってから誰かに殺してもらうことにする。
さあ。
今日はどんな絵を描こうか。
さあ。さあ。さあ。
紅様の脳内って多分こんなん←
意味不明でごめんなさい!
『 四 季 戦 争 。』 より。
お願いしたいのですが、
風守と紅様の関係なのですが一時脱退前のような関係でもいいですか?
最初に言います、御免なさい。
迷惑なら全力でスライディング土下座しまs((((
えーと。
うう、ウチのメイフライのレーゼンさんと.....
くっきーん様の...狐宮黒兎様と...組んで下さい何て本ッ当に迷惑ですねごめんなさい。
無視、していいんですよ(´^ω^`)
一応、無謀な望みをかけてのお願いでしたww
では、私はこれでーww
さすがですやん(
よく分かんないけど凄い((
くっきーんの前では「凄い」連発だわなぁ。