17年前の望み
- カテゴリ:日記
- 2012/01/17 21:15:13
今も昔も本が好き。
自分のお金で買った本は、それが週間漫画雑誌であっても捨てることができなかった。
ほとんど物に執着しなかったが、本だけは別物だった。
本に埋もれて死ぬのが、希望の死に方だった。
少なくとも17年前の今日までは。
17年前当時、友人にゲームデザイナー兼作家を生業としいた人がいた。
彼女も私同様の本好きだ。
職業柄、資料とする本の所有数も半端じゃなかった。
幾度も遊びにいった彼女の部屋は、四方の壁が本棚。
そこにはいろんな分野の本が、ぎゅうぎゅうに詰まっている。
ある意味、本好きの私たちの、望みどおりの部屋だった。
部屋の床に座り込み、なにも話さずに本を読んで過ごしたりもした。
静かで豊かな時間の共有は、とても心地のいいものだ。
それが一変したのは、17年前の阪神大震災だった。
本に囲まれて寝ていた彼女は、夜明け前のあの地震で四方から降り注ぐ本の波にのまれた。
文字通り、本に埋もれたのだ。
幸いなことに、本棚が倒れることはなく、怪我は免れた。
当時、私が真っ先に連絡をとったのは彼女だ。
怪我がないのを知って、安堵したのを今もはっきり覚えてる。
あれ以来、私と彼女と、同じような望みをもっていた友人たちの望みは変わった。
私は本の所有数を減らし、彼女は引越しして、本棚のない部屋で寝るようになった。
本に埋もれて暮らすのはいいが、文字通り埋まりたくはない。
…せいいっぱい、生きてこその人生だから。
17年目の今日、遠くの空に旅立った人たちの冥福を祈りつつ、こんな日記を書くのもいいかもしれない。
神戸に住んでた知人の中には、PCが顔面に直撃して、歯をおった人もいました。
本棚で怪我した人もいます。
寝る場所の安全確保は大事です><
日本中に本で死にかねない人がたくさんいますね。
私も、友人も親戚も失いませんでした。
ほんの小さい時にあった、父方の祖母の従妹さんは亡くなりましたが。
それでも、家や仕事を失った人は多かったです。
中には混乱の中、音信がとだえた人もいます。
この日本の空の下、元気に生きていると思いますが。
そんな風に思ってもらえたら嬉しいです^^
きっと、長い人生、いろんな事があります。
でも、momokaちゃんのように考えてたら。
きっと大丈夫。
17年たちました。
関西の被災地は、かつてのように復興はしましたが。
人の心の傷だけは、まだ癒えてはいませんね。
それでも同じ思いをしている遠い北の地へ。
神戸からいろんな取り組みをされている方々には頭が下がります。
くわえタバコで人中を歩くのだけは、やめてほしいですね><
あれは松明と同じやもの。
そんな生き方ができたらベストですが。
自分のできることから、すこしずつ始めたいですね。
人生、楽あれば苦もあります。
それもこれも、生きていればこそ。
簡単に死んでなんかいられませんね。
そうやと思うなあ。
当時住んでた部屋は、せまい団地で家具がすし詰め状態。
よくまあ、食器も硝子戸棚も割れへんかったと思う。
東南海地震は確実にくるんやろうけど。
どうにか小出しにエネルギー消費してほしい。
って、願ってしまう><
今の生活を大事にしつつ、自分のできる範囲内で何ができうrのか?
何をしていけばいいのか。
課題はおおいですよねえ。
答えは一生、探していかなきゃです。
ほんとに倒れてきたら、冗談ごとじゃないですよ^^;
17年の歳月は、長いようで短いです。
この間、自分は精一杯生きてきたのかな。時々思い返したりします。
この一日を、思いっきり楽しんで生きていきたいですね。
家が壊れてどんなに大変でも、友人とご家族の命が助かったことに、心からホッとしました。
私の親友(現在・神戸在住) いわゆる読み物から、資料といわれる類の本まで、
たくさんの本に囲まれて暮らしています。さすがに書斎?と寝室は分けてますが^^;
せいいっぱい、生きてこその人生だから。
本当に、ラトさんのおっしゃる通り。
精いっぱい生きていくことこそが、生き残った人たちの使命なのかもしれませんね。
私は、まだ生まれてませんでしたが
皆さんのおかげで生まれて来たと思います。
ラトさんの気持ちが伝わりますね♪
あの朝のニュースの第1報はそんなに大きなものではありませんでした
関西から離れたところに住んでいましたので
いつもの地震より少しだけ大きな地震が来たという感じでしたが
時間が経つに連れ被害の大きさといろんなところから発生した火事が
TVの前の私たちの目をくぎ付けにしました
真っ暗な街並みの方々で広がって行く炎
決して忘れることのできないそして繰り返して欲しくない光景です
震災にあわれた方々の生活は一変してしまったのですね。
悲しきことです・・・・・
のんきにたらたらタバコくわえながら歩いている学生を見ると怒りを覚えます。
最低限、自分や自分の周りの人々には凛として自分の足で立ち、前を向いて歩いてほしいです。
毎年、色々な思いがぐるぐるします。
生きてこその人生!ですね♪
あの日、本棚や食器棚が倒れへんかったんは、横揺れやったからやろうなぁ。
引っ越しの時に処分したけど、本棚は頑丈なのを買ってたものの、食器棚はちゃっちいやつやったから
前後の揺れやったら、確実に倒れてた!
どっちもリビングに置いてたので、埋もれる心配はなかったけどw
とはいえ、あの揺れ以上の南海地震が起きたら……うちの家はどうなるやろ(@@;)
ほんとそうですよね・・・
悲しみの分、いまある生を噛みしめたいと思います!
オレは剣道雑誌に埋もれそうww
そんな日がもうこれ以上ないことを願わざるをえません、、。
> …せいいっぱい、生きてこその人生だから。
ラトさん 大切な気持ちを綴って下さってありがとうございます。感謝です。