「いつかだれかと」
- カテゴリ:小説/詩
- 2009/06/02 03:32:21
街路樹が 幹をのこして立っていた
わたしはひとり
きみのいない きみのぬくもり
アスファルトに連なるテールランプ
電柱のカラスが きみを唄う
とても ひどい声で
なくといい なけばいい
どうせ もどることはないんだから
きみのいない きみのぬくもり
サンサンと陽光の季節がめぐって
わたしはひとり またひとり
いつしか だれかと共に歩く道を
木枯らしが めぐっても
なけばいい なくといい
もうそこには あとかたもなく
霞んでしまった きみの面影



























