消えていった景色
- カテゴリ:小説/詩
- 2012/01/18 06:57:50
緩やかにきれいに並んだ白い階段が
目の前に現れた
それはどこまでも続いていた
優しい甘い花の香りがした
つないだ手が
いつの間にか離れた
あなたはその階段を昇っていく
一人で振り返ることなく
いっしょに歩いた
いっしょに走った
いっしょに学んだ
いっしょに夢見た
いっしょに笑った
いっしょに泣いた
そんな日々を忘れないと
声を残して
突然に消えていく景色が
あなたを飲み込んでいく
焼きついたあなたの残像を
胸に抱きながら
消えていった空に向かって
わたしは声を出し泣いた
なぜなんだろう
またひとり逝ってしまった
昇っていく階段は
寒くはありませんか
きょうの青空は
あなたのためにある
日差しはきっと
暖かく包んでくれるよね
あの日は晴れて気温も暖かかったです
光につつまれているようにと、ただ祈るばかりですね。
今日は告別式
今から過去へといってしまう瞬間
がんばるぞ!
穏やかな日差しに包まれていたいですね・・・
白い雲もあなたのためにです
きょうの青空はあなたのため、ですか…
人の命って小さいけれど
計りきれないほど重い
そんな実感がまた沸きました
涙がでてしまいました
一緒に手をつないで
一緒に登りたいのに
自分にはいけないところだった
自分はまだ愛した人を亡くしてないから
その気持ちは分からないけど
息子に対する気持ちと愛した人とは
また違う想いがありますよね
はよ死ね~~って思った人はいたけどww