カーネーション
- カテゴリ:テレビ
- 2012/01/19 13:06:42
普段ほとんどドラマは見ない私ですが、今季の朝の連続テレビ小説「カーネーション」には大ハマリしています。
大阪の岸和田を舞台に、日本の洋装の黎明期に洋裁店を開き、あのコシノ三姉妹を育てた小篠綾子さんがモデルとなったドラマで、昭和初期の庶民、とくに女性がたくましく生きる姿を生き生きと描いています。
個々のエピソードも自然で、前回の「おひさま」のような綺麗事で終わらないところが魅力です。(前回は早々に見なくなってしまいました)
今は戦後、いわゆる糸偏景気で店は大繁盛、私生活は充実しているものの、戦争で寡婦となってしまった主人公が、生まれて初めての恋に落ちるエピソードになってきています。すでに三人の母とはいえ、亡き夫とは見合い結婚で恋の喜びを知らずにきたヒロインの、十代のように不器用な心の揺れが魅力です。ただ、相手にはすでに妻も子いて、もし二人が結ばれたとしても不倫関係になってしまう。果たしてNHKの朝の連ドラでそこまで踏み込むのか。いろいろな意味で興味津々です。(実際に、小篠綾子さんはその男性と長らく不倫関係にあったそうです。自伝で書いておられます)
人の心って、倫理や綺麗事だけではすみません。
男女の仲となるとなおさらです。
明るくバイタリティあふれる陽性の主人公が、どのようにままならない心と向かっていくのか、楽しみにしたいと思います。
カーネーション私も好きですう(n‘∀‘)η