本屋大賞
- カテゴリ:小説/詩
- 2012/01/23 18:19:50
遅ればせながら、2010年の本屋大賞の「天地明察」読みました。
図書館で予約まち100人だったので、いつになるやらと思っておりましたら、棚にありました!
何か、芥川賞、とか直木賞っていうと、近寄りがたい感じがしますが、本屋さんが選んだ本だと思うと、親近感がわきました。
本屋さんが勧めたい本に選ばれただけあって、読みやすいです。
内容は、新しい暦を作った安井算哲という人物の生涯を描いたものです。
安井算哲という人は囲碁の指南役でありかつ、数学、天文学をおさめた人で、徳川幕府から、今までの古い暦が日食、月食がずれてきているので、新しい暦を作るよう命じられます。
出てくる人物は、歴史上の有名な人も出てきますが、江戸時代の算術の学者さんが多く、なじみのない人たちばかりですが、皆計算する、算数の問題を解くということを楽しんでいる無邪気な子供のような人たちで、気持ちがよかったです。
私は、小学校の掛け算、割り算、から算数をギブアップした人間ですが、それでも面白いなと思いました。
暦を作るよう命じられてから、22年でやっと世に出るのですが、囲碁の指南役だけあって、先先を読んで根回しをします。
これを読んでると今世の中を変えようとしてますが、先を読める人でも何十年という覚悟をしてるわけですから、今の人は、先をちゃんと読んで行ってるのでしょうかね~。
映画化もされますので、楽しみです。
「博士の愛した方程式」はまだ読んでませんが、小川洋子さんのエッセイは読んだことがあります。
本の好きな方だなと思いました。
今年は万城目学さんの「偉大なるしゅららぼん」が有力みたいですね。
私も妹に勧められて、小川洋子さんの『博士の愛した数式』を読んだことがありました。
同じく小学校の時にギブアップしているので、そのロマンは理解できても共感はできなかったです(^_^;)
『告白』は、本も映画もまだです。