神戸トアロードで
- カテゴリ:人生
- 2012/02/01 15:40:58
土曜日、神戸のトアロードで、ACOちゃんと久々に会った。
いつもは西宮ガーデンズあたりにいくのだけど
私の希望で。
若い頃から、三宮よりも元町、そしてToaRoadが好きだった。
それが、この数年、遠ざかっていたのには 訳がある。
私のブログをずっと読んでいる人なら お気づきかもしれない。
ここには、かつて友達が住んでいた。
震災前までは ショットバーをやっていて
同業者のなかでは ちょっとした有名人だったようだ。
意外な人から 彼の名前をきくことがあって
「なんで?なんでマスターと知り合いなん?」
「なんで、て・・・中学のクラスメートや・・・」
高校を中退して、自分で店をもつことを目標にして
現実にそうなっていった彼。
10代、20代のころは いわゆる「イケメン」というやつで
つきあう女の子もモデルだったり、なんだかんだ派手なヤツだった。
でも、一つ年上の やさしい女性と結婚して
女の子と男の子の父親になって
30代半ばで 再会したときは、すっかり落ち着いた大人になっていた。
この彼が肺がんで 44歳の若さでなくなったとき
最後まで 大切にしたいと願っていたのが 家族以外では、中学のクラスの仲間だ。
中学時代、どこのクラスでも、ちょっとワルっぽくて浮いていたのに
3年のクラスは、ありのままで仲間になれたクラスだったから、
きっと特別だったのだ。
末期がんの闘いを最期まで勇敢に戦いぬいて逝った彼。
残った私たちクラスメートは、みな、
「うそだ。夢であってほしい。」
そんな想いだった。
それから、何年たっても、つい、トアロードのビルには
彼がまだご家族と住んでいるような気がして。
店にいけば、「おう!」と答えてくれそうな気がして。
だけど、現実には そうではないことを知っているので
彼の不在を感じるのがこわくて。
一人ではいけなくなっていた トアウエスト。
ACOちゃんと一緒なら、いけるかもしれない。
そう思って、行くことにしたのだ。
頼りになる友達がいるって、心強い。
一人ではどうしても 足を踏み出せなかったその場所へ、
ついに帰っていくことができた。
遠い記憶の底から
「このあたり(トアロード西側)を、もっとなんか
おもしろい場所にしたい」
と語っていた カウンター越しの20代半ばの彼のおもかげが
ふっとよぎり、
いろんなショップが立ち並んで、うんとおもしろい場所になった
トアウエストを見て
(見てみ・・・ ずいぶん、おもしろい場所になったで・・・・)
そう、心の中で語りかけた。
そして。
10年近く前に来た、ヨーロッパの古着を売っている店が。
まだあった。
ACOちゃんといっしょに入って
あいかわらず 古くて新しい、とでもいうような 雑貨や衣類を見て回る。
そうして、はじめての 衝動買い、というか ひとめぼれ!にであった。
アイスランドのニットウェア。
もう、本国ではこういういいのは つくってないんだよねえ・・・
そして・・・値段も 6800円と安い。。。
しかし。。。。
しかし・・・・・・・
衝動買いは わたしのポリシーに反する~~
折角 おしゃべりにきたのに、カフェにも行かず
ここで夜まで迷っている気か~~~~
しかしー しかしー
・・・・と、数十分の苦悩のうち、買ってしまうことにした。
買っても、「無駄なことをした」という後悔はしなさそうだし
買わずに帰ったら、なんども後悔しそうだったから。
「こんなん、はじめてみたわー。こんなふうに のえるが衝動買いする瞬間ー」
「わたしも、はじめてやしー。あきれた?わたし、正気やろか??」
さて、そんなわたしたちに お店の人が、ちょっと小さい別部屋に、
北欧のニットが たくさんある部屋に
案内してくれた。
まったくもー。 なんちゅうことをするー。
そこでも、その日値下げしたばかりの、Dale Classics(ノルウェーの老舗)の
セーターが。なんと10分の1の値段、2100円に。
あああああ
なんとことをしてくれる~~~~~。
気の毒に思ったか、ACOちゃんは
「誕生日祝いに、買ってあげよか?」と言ってくれたけど
さすがに それは・・・・・
んで、結局 買いましたとさ。
でもね、ここんとこ、すっごく寒いから重宝してます。
一枚着てたら、コートなしでもあるけるぐらい あったかい(^^)
なれない即決買いをしたあとは
地に足がついてない感じ。
裏通りを ちょっと歩いて、
北上。
いつもそばを通るけど、入ったことないホテルの喫茶室。
表にケーキセットの値段も出ていたので
「うん、このぐらいなら このあたりなら 良心的よね」
「ホテルだし、サービスは悪くはないかもね」
ここがまた。
正解でした(^^)
おしゃれなインテリア、ゆったり座席
丁寧だけれど とりすましてはいない接客。
あったかい屋内で、ACOちゃんと いろんな話をし、
ブラウニーセットをたべて
とても、幸せな時間を過ごしました。
よければ、Google Mapでトアロード見てみてー(^^)
そんな漫画があるのね。
知らなかったわ。。。
作家さんの名前も初耳だ。。。
ありがとう^^ おしえてくれて。
主人公が大学で過ごした 神戸の風景
卒業後のようす
震災前後
やさしい絵柄で描かれています
まあ、好ましい変化ばかりではないけれど
あのあたり一帯は、紫ちゃんが見ても わくわくしそう(^^)
もし神戸に来ることがあったら、是非に。
そうやねえ、彼はそういうてるかもねえ。
ブラウニーって、なんかもうちょっとクッキーとケーキの中間で
高さもそんなにない、イメージだったけど
ケーキっぽいブラウニーでおいしかったよ。
写真をACOちゃんが撮っていたから、そのうち見せてもらえるかも^^
いつか、一緒にいけたらいいなあ、紫ちゃんも^^
素敵な街に変化していくのはいいですね♪
亡くなられた同級生さんもおかえりなさいって言ってるんじゃないかなぁ。なんて^^
衝動買いするほどのお気に入りの発見も、美味しいブラウニーセット(ホテルのティールームでブラウニーは珍しい気がします)もよかったですね!!
幸せのおすそ分けいただきました❤
そうかぁ・・・ 残念でしたね。
具合はどう?そんな体調なのに夕べは寒い中を歩いてたのね。
春節祭の時期かしらね、南京町。
そうねー震災以降、かなり変わりましたね。
庭同然なのに他人の庭
それは、わたしもACOちゃんも 同じ~~~(^^;
南京町あたりではイベントやってたはずで、ついでに寄って行くつもりだったのに。
元町通り~センター街、高架下、南京町あたりは庭同然でしたがすっかり変わりましたね。
自分の庭が他人の庭になっちゃいました(^^;。
ん?どこだろう。どの店だろう。今度行ったら、探してみるね(^^)
珈琲のおいしい店は、いくつもあるよね。
思い出の中にいるんだけど、
でも、実は現実に 続いてる感じかな・・・
ちょっとカーテンで隔てられた世界で。
北山修 最後の授業で、印象に強く残った話でね、
人が人と離れることで、相手のイメージを取り込んで
成長していく。基本は母子の分離なんだけど、ね。
離れないと、残せないメッセージ。
離れて初めてわかる、その人が自分にとって、どういう存在だったか
遠いけど近い。近いけれども 遠い。 そうだねえ。
うん、あったかくなったら、また行ってみよう^^
あの本を大事にしてくれてありがとう^^
まだ、ここに居る私たち。
近くて遠い。遠くて近い。そんな在なのかなぁ。。。
ブラウニーセット、良かったねー
また、暖かくなったら、行ってみようか ^^
のえるにもらった本に、半紙でカバーかけて
傷まないようにして、読んでるよ。