氏より育ち
- カテゴリ:日記
- 2012/02/05 20:47:40
ナショナルジオグラフィック
2012年1月号
2012年1月号の記事で印象に残ったのは次の3つ。
「写真は語る」 カリブ海の”彫刻美術館”
写真が非常に印象的な記事。
人間の等身大の彫像(時には家具の彫像まで
含まれる)を海に沈め、しばらく放置。
数ヶ月経った後、再び潜り、撮影を行ったもの。
彫像にはサンゴなどが付着して、ユーモラスな
姿や、不気味な姿に変貌している。
彫像がリアルなので、分かっていても
「いるはずのない場所に
いるはずのない人がいる」
と見えてしまうので、なんだか落ち着かない
気分になる。
「双子の不思議」
個々の人間を形成するのは遺伝か、
育った環境か。双子を材料にして考察している。
天然のクローン、とも言える一卵性双生児。
だが、似てはいても異なる性格を持っている。
また何かの事情で別々に育てられた場合、
かなり異なる性格に育つケースもあるという。
遺伝は重要だが、それですべてが決まる訳
ではなく、「書き換え可能」な部分もあり、
そこは育った環境がかなり影響を与えるそうだ。
アメリカでは「精子バンク」があり、モデル、
エリートビジネスマン、医者、弁護士、学者
などランクによって異なる値段がつけられ
ているが、不妊治療以外の目的で利用して
いる人は、この記事を見てどうおもうだろうか?
「北極圏の犬ぞり警備隊」
世界で唯一、デンマーク軍にのみ存在する
部隊「犬ぞり警備隊」、その名も「シリウス」
5年に一度実施される、グリーンランド北東部
沿岸のパトロールの記事。
そのパトロールは「過酷」と一言で片付けては
いけないくらいだが、それ以外の言葉が見つ
からない。
犬も含めた隊員同士の「絆」の強さは、
にわかには想像がつかない。
ところで「隊員」の犬の顔写真も載っているが、
やはり「リーダー」は風格を漂わせている。
こういう犬を従わせるのは「力」以外に何が
必要なのだろうか。
少なくとも自分は「手下」扱いされそうだ。
すぐ分かるのですが、どうしても「色メガネ」で見てしまいますね。
サル(チンパンジーだったかも)の世界では、ボスがあまりに横暴
だと「クーデター」まで起こるそうですね。
「犬」の世界にもあるのでしょうか。
旧ソ連では、オリンピックや国際大会で優秀な成績を取った選手は、
国の働きかけにより、そういう者同士の結婚を奨励されたそうです。
そして、そういうサイクルが、今、3代目になっているとか・・。
優生学の復活ですね・・。
ニホンザルの世界では、ボスになるサルは「人望」が高いサルだそうです。
威張るだけの者や、力が強いだけの者は嫌われるとか・・。
そうだとすれば、犬ぞり部隊のリーダー犬も、「人望」かしら・・(汗)。