西島　　：　あの・・・　これ・・・　わたしの気持ちです・・・
　　　　　　 受け取ってください！
　　　　　　　・・・・・　猫姉さん、こんな感じでどうかしら？


んー・・・　つまらん。
なんかもっと捻れないの？


西島　　：　やぁね。　チョコ渡すのに捻りいれるっておかしいでしょ。
　　　　　　　もっとちゃんと指導してよ。　わたしこういうの初めてで・・・（照）


んー・・・　じゃぁ、もっと情熱的なやつは？
「わたしの気持ち」ってさぁ、なんかわかりづらくない？
好きなら好きってはっきり言って、当たってバラバラに砕けなさいよ。


西島　　：　砕け・・・　いやぁーっ！　やめてよ縁起でもない。
　　　　　　 情熱的って言ったって、こんなぬいぐるみ相手じゃ気分出ないわよ。
　　　　　　 彼はもっと男らしくて格好良いもん！


だからさぁ、そっちの招き猫でやってみなって言ってるやん。


西島　　：　あれはもう論外よっ！
　　　　　　 せめて猫姉さんの肩に乗ってるの貸してよ。
　　　　　　 それが一番近い気がするわ。


これは駄目。　肩から下ろすとものすごいスピードで逃げちゃうの。
この前つかまえるのに苦労したのよ。
肩に乗せた状態でよければ、さぁ、告ってみなさい。


西島　　：　いやよ、猫姉さんに向かってなんて！
　　　　　　 ところで、この大きな「本命チョコ」で大丈夫かしら？
　　　　　　 あっちのピンクのチョコの方が可愛らしさを演出できるかしら？


どっちでもいーんじゃない？
そもそも甘いの好きかどうかもわからないし、もっと言うなら
彼女いるかもしれないわけだし。


西島　　：　彼女・・・　いやぁーっ！
　　　　　　 いるの？　そうなの？　そうだったの？　猫姉さん、知ってるの！？


そんなことよりさぁ、愛しの彼、1000コイン拾ってくるらしいわよ。


西島　　：　1000！　キャー♡　流石！　素敵♪　やっぱり出来る男だわ❤


西島さんって3コインしか拾ってこないよね。


西島　　：　え（ｷﾞｸｯ！）　あ・・　でも・・・　わかめご飯も拾ってくるし・・・


自分で食べるようにでしょ。
ところでその愛しの彼、西島さんの事知ってるのかしら？




　　・・・・・・・・




西島　　：　猫姉さん、あのわかめご飯食べてもいーわ。
　　　　　　 食欲なくなっちゃった・・・


いらんて。