誰かが、誰かの日常のひとコマに。
- カテゴリ:人生
- 2012/02/11 10:35:58
今日は祝日ですが、いつもの警備のアルバイトへでかける夫のためにお弁当。
自転車で走っていく彼を見えなくなるまで手を振ってお見送り。
お見送りは、私が働いていたときからずっと続く、私の日課だけれど、
つい先日、知らないおばあちゃまから声をかけられました。
「やさしいこと、なあ。。。いっつも手を振って見送ったはる。」
えええええ!いっつも、て。
全然しらなかった。見られてたなんて。
誰かの日常の一コマになってたんですね、いつのまにか。
私がまだ小さかった頃、伯父の経営する会社に勤めていた父を
毎朝握手と頬にキスして見送るのが、私の日課でした。
ベランダに出て、「いってらっしゃーい。気をつけてねー♪」と歌うように大きな声で。
夕方になると、夏は浴衣、冬は寒くないよう着込んで、
東道商店の前にあるベンチまで迎えに行ってました。
お店のおばちゃんは、店の中でストーブにあたらせてくれて、おかしをくれたりして。
あの何気ない毎日も、誰かの日常のひとコマに、なっていたのかもしれないね。
そかー。
幸せな光景にみえたのかもね^^
ほんとなら 休んでいられるはずの日に
生活のために きつくて実入りの少ない仕事もせな、あかんので
遠ざかっていく背をみながら
(神様の守りが、今日もありますように)って祈るのよ・・・
おおきな両手が 彼を包み込むように 守ってくださっているのをイメージしながら。
いつか、こうして見送る日が来なくなる。
わたしか 彼が この世界からいなくなる日が。
そういうのも、毎日続けている理由のひとつだなあ。
紫ちゃんの、小さい頃の不安は、今もどこかに残っているのね。
大人に・・・というより、その不安がなくなって
笑顔で見送りお出迎え、できるようになったら、いいね・・・(^^)
寒い朝は特に心が温かくなると思う。
小さい頃のいってらっしゃいとおかえりなさいは不安の塊でしかなかったけど
(父親いないもんで母が外出すると無事に帰ってくるか不安でしょうがなかった^^;
捨てられるんじゃないかって恐怖だったんだろうなぁw)
そのせいもあってか今、猫残して外出すると猫が不安がってないかなんて心配し過ぎたりもするけど
もう少し大人になって、笑顔でお見送りとおかえりなさいを言える自分になりたいです^^
玄関の中でが限界だけど><;