韓国軍:ポルトガルにT50訓練センター建設へ
- カテゴリ:ニュース
- 2012/02/11 20:49:39
韓国製高等練習機T50の飛行訓練センターが、早ければ2014年にポルトガルに建設される。
国防部(省に相当)の関係者は10日「国際軍飛行訓練センター(IMFACC)事業をめぐり、昨年ポルトガルを優先交渉権者に選定し、現在は詰めの交渉を進めている。早ければ来月中に了解覚書(MOU)を締結する予定」と語った。海外に韓国の飛行訓練センターが建設されるのは今回が初めてで、T50練習機の欧州輸出に向けた戦略基地になる見込みだ。
韓国軍は2009年から、米国やフィリピン、スペインなどをセンターの予定地として検討してきており、気候やインフラ、経済性などの点から、ポルトガルが優れた評価を受けたという。飛行訓練センターの建設と運用のために、契約期間の30年間で計3000億ウォン(約207億円)かかる、と韓国軍では見込んでいる。一部からは、欧州のパイロット養成需要が正確に検討されていない状況では、予算浪費事業になりかねないという懸念も出ている。
しかし韓国軍関係者は「外国軍との交流を通じ、より科学的な訓練システムを開発でき、韓国国内に比べ多様な訓練ができる。T50の輸出基地の役割を果すなど、有形・無形の実益の方が多いと思う」と語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120211-00000359-chosun-kr