伝えたい言葉 17
- カテゴリ:自作小説
- 2012/02/12 23:30:53
「昨日はすみませんでした。弟たちが突然お邪魔したみたいで…。」
いつもの雅也の部屋だ。ここのキッチンでご飯をよそいつつ、綾奈は謝罪する。諒一と叶斗は何をしに雅也の部屋を訪れたのかは頑として言わなかったのだが、行き先だけは話していたのだ。
「いや、まぁ、予想してたからね。」
応える雅也は、綾奈のよそうった食事を律儀にリビングに運んでいる。これもいつもの事だ。
「何か失礼なことしませんでした?あの子達何も教えてくれないんですよ。」
そう言って怒る綾奈に、雅也は苦笑を返す。
「いや、大丈夫だよ。どちらかと言えば、僕の方が悪いからね。」
「龍野さんが?そんな、ありえないですよ!!」
リビングのソファをお互い背もたれにして座る。―――それがお互い当たり前のように自然なことだ。二人の座る位置もちゃんと決まっている。違うところといえば、いつもはつけているはずのテレビがついていない事ぐらいだろう。
(本当は、もう少し時間をかけて、ゆっくり話を進めたかったんだけど、な。)
そんな言葉が頭をよぎる。だが、そうも言ってられない。綾奈の弟二人が雅也のことをどう思ったのかはわからないが、ここでちゃんと意思表示をすべきだ。
「諒一くんと叶斗くんはね、澤井さんと僕との関係を知りたくて訪ねてきたんだよ。」
「わ、私と龍野さんの関係?」
「ふつう、毎日夕ご飯を作りに男のマンションに通っていると、二人の間がどうなってるのか家族としては心配だよ。どんな関係なのかとか、どこまで進んでいるのかとか、相手の身元とかいろいろと。」
その言葉に綾奈は目をぱちぱちと瞬いて見せた。
(そんな姿も可愛いなぁ)
などと思ってしまうのは、雅也が綾奈の事を想っているせいだろうか?
「本当は、ね。もう少ししたら言うつもりだったんだけど、弟くんたちをこれ以上心配させるのもよくないしね。」
一呼吸する。
「澤井綾奈さん。僕とつき合ってくれないか?」
カシャーン。
その言葉に思わず綾奈は持っていた箸を落としてしまった。
「え?」
「僕とつき合ってください。勿論、友達としてじゃない。」
「―――あ、あの…。突然そう言われても…。」
しどろもどろの綾奈の反応に、
(ちゃんと意味は通じたんだ。)
と、変なところで感心する。正直な話、『どこにつき合ったらいいですか?』と、意味を取り違えるかと思ってしまっていたのだ。それくらい男女関係に疎いのだと思っていたのだが、さすがにそれはなかったようだ。
「じゃ、澤井さんは僕のことどう思ってる?」
「ど、どうって、急に言われても…。」
「好きか嫌いかでいいよ。」
「好きか嫌いかって聞かれたら、好きですけど…。」
よしよし、と内心ほくそ笑む雅也だ。
「じゃぁ、今、僕以上に気になっている異性はいるかい?勿論、諒一くんと叶斗くん以外で。」
「それはないです。」
今度はきっぱりと言い切った。
「つまり整理すると、僕に好意を持っていて、僕以上に気になっている男の人はいないってことだね。」
「―――そう、なりますか?」
「うん。じゃぁ、例えば『つき合って』と、黒川主任に言われたら、澤井さんはどう応える?」
「主任ですか?それはないですよ。」
「だから例えばの話だよ。―――もし、そう言われたらどうする?」
「多分、断ります。」
「つまり、黒川主任だと断って、僕だと即答できないってことは、少なくとも僕の事は恋愛対象として見ることができるってことになるんじゃない?」
「そうなるんですか?」
「うん。そうなってるはずだよ。じゃぁ、お試し期間を設けてみない?」
「お試し期間ですか?」
「そうだね。―――半年間、“恋愛ごっこ”を僕としてみるっていうのはどうだい?」
「恋愛ごっこ?」
「そう。土日は弟くん二人が毎週泊りに来てるから無理だけど、それ以外の日をカレカノとして過ごしてみるってこと。」
「―――例えば、どんなことをするんですか?」
「毎日、夕食とその後の時間を僕と過ごすとか。」
「今と同じだと思いますけど…。」
「過ごし方が違うんだ。」
「半年って長くないですか?」
綾奈が小首をかしげると、雅也は優しく微笑んだ。まさに獲物を捕らえた瞬間だ。
「そうかい?まぁ、少し長いけど、土日が無理だからね。その分、長く時間がいるんだよ、お試し期間がね。」
「分かりました。いつからですか?」
「そうだね。今から、かな?手始めにこっちに来てみて?」
そう言って雅也はポンポンと自分のすぐ横の絨毯を軽くたたいた。
それが少しだけ二人の距離が縮まっていく合図になる。

























交換方法はどういたしますでしょうか?
もう落ちないといけないのでまた返事が遅れるかもしれません。
まとまった時間が取れないのでご了承願います><
そうなんですよ。
あらぬ方向に行ってしまいました。
雅也はこんなキャラじゃなかったはずなのに。
初恋ですよ~っ
なのに、いきなり強引になってしまいました。
それもこれも弟二人が雅也の部屋を訪問したばっかりに(つI `。)ウウッ…
続きが~って悩んでます。
いつもコメントありがとうございます^^
またメールしますね
こう言うことですか!
あらぬ方向へ・・・。
これは雅也さん暴走の始まりじゃないですか!?
凛さんのお好きな?ちょっとゴーインな男性へのステップですか!!?
ぎゃーーーっっ!!><
と、取り乱してしまいました。
雅也さん、いきなりキましたねー。
なんか、手慣れた様子ですけど
確か、初恋じゃなかったでしたっけ?
そーいえば、時間がないとかとも?
全然、先が読めないですね(*o*)
2人がどうなって行くのか
続きが待ち遠しいです><