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タイ:バンコク住宅街で爆発…イスラエル標的テロ


 【バンコク西尾英之、エルサレム花岡洋二】タイ・バンコク東部の住宅街で14日午後、3回の爆発が起き、外国人の男が重傷を負った。爆発物はこの男が持っていたとみられる。犯人がイラン人とみられることから、13日にインドのニューデリーとグルジアのトビリシで起きたイスラエル外交官を狙った爆破事件との関連を指摘する見方が強まっている。

 最初の爆発が起きたのは外国人3人が借りていた住宅。2人は現場から逃走したが、別の1人が負傷。その後、負傷した男が近くの通りで2回にわたり爆発物を爆破させた。爆発で男は片足を切断し、タイ人の少なくとも4人が巻き込まれ負傷した。

 警察当局は所持品などから負傷した男はイラン人とみている。警察は逃げた2人の行方を追っているが、地元メディアによると、うち1人をバンコク国際空港で拘束した。

 イスラエルのバラク国防相は事件直後の14日、「イランの仕業だ」と非難した。

 バンコクの爆発現場近くの住民によると、現場付近にイスラエルに関連する施設はないが、バンコクの米国大使館は1月、バンコクでイスラエル関連施設を狙ったテロ事件が起きる可能性があると警告していた。

 イスラエルのネタニヤフ首相は、ニューデリーとトビリシの両事件について「イランとその代理である(レバノンのイスラム教シーア派民兵組織)ヒズボラの仕業だ」と断定、イランを非難していた。

 一方、イランでは昨年10月以降、核科学者を狙った爆弾事件が5件発生、計4人が死亡し、イラン側はイスラエルが関与したと批判してきた。イスラエルがイランの核関連施設の軍事攻撃を計画しているとの情報も流れている。

 一連の爆破事件が、イラン人核科学者殺害への報復もしくは、イスラエルの軍事行動をけん制する警告だと見る向きも強い。ニューデリーなどの事件とバンコクの事件の関連が明らかになれば、イランとイスラエルの緊張が再度高まる可能性がある。


http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20120215k0000m030084000c.html


 

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