いない!
- カテゴリ:ペット/動物
- 2009/06/06 23:59:21
6月になっても、ツバメを見かけない。
どうやら、僕の住んでいる国分寺市はツバメが少ないようだ。
小金井から国分寺辺りは、昭和中頃まで畑が主体の農業地帯だった。
高度経済成長と一緒に、いわゆるベッドタウンとして急激に人口が流入した居住区なのだ。
たぶん、この変化の激しさが、ツバメの定着を妨げたのである。
えっと、一般的な自然破壊の話を書いているのではありません。
ツバメの特徴を書きたい。
ツバメは、毎年同じ巣に入ることが知られている。
もちろん新規の巣作りも多いのだが、空き部屋に他のツバメが入ったり、そうした使い回しもあって、他の鳥と違い、定住性が強い。
なんか、言葉にすると、渡り鳥なのに定住って変ですけど、わかりますよね。
で、持ち家を大切にするツバメ。
この家の場所も、ツバメの特徴ですね。
わざわざ、人の近く、家の軒先などに巣を作る。
人間の近くなら、蛇や、肉食獣があまり近寄らない。
また、人間がいないような土地では岸壁などに巣を作るように、人間の建築物は、ツバメの巣に適している。
さて、わざわざ人間の近くに巣を作るツバメが、国分寺には寄り付かない。
寄り付こうにも、国分寺市という場所は、この数十年という短い間にも、住宅の立て替えが頻繁に起きた場所で、変化が激しすぎる。
ツバメが冬のいない間にも家が壊され、春に日本へ帰ってみたら、巣が無い。
そんなことでツバメが定着できるわけがない。
そういうことだと思います。
どうやら、日本人が家を大切にしなくなったと見てもいいような気がする。
一人暮らしでいくつかの場所に住みましたが、国分寺市が一番ツバメが少ないようです。
都内でも近所の、武蔵野市、三鷹市では、今の時期、必ずツバメが見られたので、どんな理由があるのかなと考えてみたのです。
パッと見で、さほど街に違いは無く、どうも、国分寺のほうが建築物が新しいというところから考えてみました。
私の通勤途中の道では駅前なのに3月末ごろから今でもツバメが飛び交ってます。