シュウ
- カテゴリ:小説/詩
- 2012/02/21 01:25:03
誰かの為に生きようとするならば
自らの血を流さざるを得ない
叶わぬ想いに殉じようとするならば
自らの涙を溢さずには済まされない
君が理想に見た世界は
まるで質量を持たない淡雪のようで
脆く、儚く、ゆえに美しく…。
けれどその美しさは
見え隠れする氷塊を覆い隠す
その危うさにひとたび気付けば
安寧を得ることは叶わず
繋がりが生む葛藤が
己が意思との狭間で揺れ動き
新たな涙を呼んだのだろう
夢放つこの地で、数多の風に吹かれ
君の影は揺れ
春とは名ばかりの寒空の下、待ちきれず
君は行った
今は君の居ない世界ではあるけれど
確かに私たちは同じ時を生きた
それと、恭介さんの演歌も聴いてみたいな♪ ^m^